反転授業を進める実習校に訪問

教職大学院の実習について,今3名を担当している。そのうち1名がある学校で実習を進めているが,その学校では,生徒はひとり1台の端末を所持し,いわゆる「反転授業」が進められている。当該校でこのお話を聞いた時は,実に進んだ学校があるのだなと驚いた。今日はその学校を訪問し,実習生の取組状況について(例えば,制作しているビデオのことなど)の確認をした。

反転授業においては,事前に家庭での学習を要求するものなので,そこの学習が学習者特性により,だいぶ左右される。このような視点から,事前に視聴するビデオコンテンツをどのようにデザインするか,また,対面授業のデザインについても気を配る必要があろう。ただ,このことがこれまで議論されてきた知見を適用すれば概ねうまく解決できるのか,また新しい問題について議論をしないといけないのかはまだ考える余地があるかと思う。そもそも,K12における授業外での学習というのがこれまであまり研究の対象とされてこなかっただろうから,しばらくはホットな研究トピックとはなるであろう。

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大阪教育大学大学院連合教職実践研究科において,「大阪ICT活用フォーラム」を開催します。実施は2015年12月23日(祝)です。是非ご参加を!豪華な登壇者は,以下から。

http://osaka-kyoiku.ac.jp/_blog/act/?p=4544

九州との関わりが続く(九州地方放送教育研究大会福岡大会)

第64回九州地方放送教育研究大会福岡大会に参加をするため,10ヶ月ぶりに福岡市立照葉小学校に赴いた。小中併設の学校であるが,私は小学校の担当(中学校は藤村先生@鳴門教育大学)。

ICT活用講座の講師として赴き,そのスタートを切った10ヶ月後,同校では低・中・高学年において3つの授業が行われた。いずれも放送を基盤としながら,他のメディアや情報を組み合わせることで,授業としてより問題解決的に,あるいは技能の習熟に迫っていた。

指導助言においては,実践者の先生方にそうした点を確認しながら,研究会が点だけではなく線となるようにということをお伝えした。

九州で毎年持ちまわるこの大会は,この10年,おそらく半分ぐらいは関わっていると思う。その一番初めは福岡だったから,2周目に突入したことになる。九州での関わりは,大阪に異動したから今後少なくなると思うけれども,次年度開催の熊本県とは関わりを持つことになった。まずはそのスタートに,本年度中に一度,熊本を訪れる予定である。次年度の九州ブロック大会の開催は2016年10月28日(金)とのこと。

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大阪教育大学大学院連合教職実践研究科において,「大阪ICT活用フォーラム」を開催します。実施は2015年12月23日(祝)です。是非ご参加を!豪華な登壇者は,以下から。

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大阪ICT活用フォーラム -授業におけるICT活用の可能性を考えよう-開催のご案内(12月23日)

本大学院の木原教授を中心として,ICT活用教育について考える標記タイトルの企画がなされた。実施は年末の12月23日(祝)である。

http://osaka-kyoiku.ac.jp/_blog/act/?p=4544

私も運営にかかわらせていただく。メンバーを御覧頂いて分かる通り,学会でもおかしくない顔ぶれだし,事例報告についても大阪内外の取り組みが分かるようになっている。私個人としても,大阪でICT活用に関わる機会はなかったので,楽しみにしている。

私の在籍している天王寺キャンパスでの開催。ご参加をご検討ください。

 

国際ジャーナル編集担当理事を終え,事務局長に(日本教育メディア学会)

JAEMS(日本教育メディア学会)とKAEIM(Korean Association for Educational Information and Media)が共同発行する,International Journal for Educational Media and Technology(IJEMT)の編集担当を,10年程度担当してきた。初期から編集長のサポートにあたり,査読進捗の管理や編集を請け負ってきた。この度,理事の改選において,担当理事から外れることになり,後任の先生にその業務内容について説明をさせていただき,その役割をほぼ終えた。

英語での査読はもちろん,進捗状況の管理,編集についてもすべて英語で行うという,英語が苦手な私にとってはかなりハードルの高い仕事であった。それでも一応,毎回発行日に間に合わせるべく頑張り,それを達成できたことは自分なりに評価をしても良いことだと思っている。「グローバル」の自分の落とし所って,こんなところなのかもしれない。

一方,先日開催された第8期理事会においても,理事を継続して担当することになった。今度は事務局長として,新しく会長となった黒上教授(関西大学)を支えていくことになった。全国大会終了後から,その仕事が始まりつつあるが,少しずつその業務の多様さ,大変さを実感し始めている。しばらくは前事務局長の中橋さんに大いにお世話になりそうであるが,少しずつ進めていきたい。失敗も多いとは思うが,理事並びに会員の皆様には,温かく見守っていただければと思う。

長崎県のICT活用モデル校による成果公開(諫早市立西諫早中学校)

今日は日本教育メディア学会の理事会も開催される重要な日だったが,かなり前から長崎県諫早市立西諫早中学校での講演を依頼されていたため,そちらに参加することになった。長崎県では,この3年間,ICT活用モデル校が12校指定されており,この事業は本年度で最終年度を迎える中,各校で研究成果発表会が行われている。学校によって,タブレット端末の導入をテーマにするところなどもあるのだが,本校では電子黒板の活用がテーマとなっている。全普通教室に電子黒板が整備され,実践研究を進めてこられた。田中研究主任を始めとし,本多教頭先生など,旧知の先生方が在籍される私にとっては縁のある学校である。しかも,今日行ってみると,指導したことのある元学生が先生としても在籍していて驚いた。
15クラスの授業が2時間にわたり公開され,教科も様々。時間内にすべて足を運ぶのが手一杯であった。終了後は,グループ別に分かれた研究協議も行われ,参加者からフィードバックを受けるだけではなく,ICTの日常活用に関する悩みなどが情報交換されるワークショップ型の公開研究会が催され,非常に工夫のある研究会であった。
私は最後に与えられた1時間を使い,ICT活用の動向,西諫早中の取り組みに対する評価,学校ぐるみで進めるICT活用について,お話をさせていただいた。珍しく自分ではそこそこな形で情報提供できたのではないかと思っている。
せっかくのICT活用モデル校,それもかなり着実に進められてきた同校の取り組みを,長崎県は事業の成果としてさらに情報発信をし,アピールしてほしいなあと思った。
終了後は,もと同僚である長崎大の倉田先生に送迎していただいた。県内の教育の情報化に関わる事業を,大学を代表し,数多く取り組まれている様子を車中で教えてもらった。お忙しい中,送っていただき感謝。
さて,先々週を含め何度か長崎を訪問し,残された仕事をやってきたが,次の訪問予定がなくなった。これから,本県とはどのような関わりを持つだろうか。10年間自分が住んだ県で起きることは,離れても大変気になる。自分にとって重要な街であることには,変わりがない。