学会でもらえる意見は貴重

科研の研究グループで会議を行った。先日,関連する発表を学会の全国大会で行ったので,どのような質問を受けたか,などを中心に簡単に振り返った。

自分たちだけのグループでは,特に疑問にならないことでも,発表をしてみると「なるほど,そういう視点があったか」という気付きがある。また,自分たちは,他の人もわかって前提として共有しているだろうと思ったことが,案外そうではないこともある。

オンラインの学会で,対面での色んな話や日常の情報交換がなかった分,改めて学会という場の重要性に気付かされた。

日本教育工学会(オンライン)に参加

先週末,日本教育工学会全国大会に参加した。オンラインでの開催。昨年までは委員でもあったため,4泊や5泊をした出張でもあった。このような開催形式になって,個人的には大変ありがたかった。

ポスター形式での発表であった。発表の様子は画面の通り同時双方向では,ZOOMを活用し,非同期的にはjamboardを活用することになっていた。画面では,自分のポスター画面をZOOMで共有しつつ,来てくれた人とディスカッション。boardへの書き込みも見ながらであった。

ポスター形式での発表であった。発表の様子は画面の通り同時双方向では,ZOOMを活用し,非同期的にはjamboardを活用することになっていた。画面では,自分のポスター画面をZOOMで共有しつつ,来てくれた人とディスカッション。boardへの書き込みも見ながらであった。途中質問に対応するために,もとのデータも見ることができてよかった。

ZOOMでの交流は,普段と同じぐらいか,やや少ないぐらいであった。若い院生の人からも質問をもらったし,最後の方は近い世代の人達でメンバーがだんだん濃くなっていっていたような気が・・・。どこを切り取って研究をするのか,何を発信したら良いのか,いくら経験をしても難しいものだなと感じた。

はじめてオンライン懇親会も出席(いわゆるZOOM飲み会未経験者)し,色んな経験をさせてもらえた。サッポロビール園に行けなかったのは悔やまれるが,参加しやすい学会だった。運営が本当に素晴らしくて,みなさん体力的に大丈夫だったかな・・・とちょっと心配。

  1. 寺嶋浩介・泰山裕・時任隼平・藤井佑介(2020) ICT推進リーダーの普及に資する行動の分析 研修転移場面に着目して『日本教育工学会 2020年秋季全国大会講演論文集』pp.239-240.(オンライン,2020年9月12日)
  2. 時任隼平・藤井佑介・寺嶋浩介・泰山裕(2020) スクールミドル育成を目的とした教員研修と教員文化に関する考察『日本教育工学会 2020年秋季全国大会講演論文集』pp.387-388.(オンライン,2020年9月13日)

自治体ごとの「教育実践事例集」,必要か?

何か新しい教育実践を試みようとすると,これから取り組む学校の先生方のために,「実践事例(集)が必要です」ということになることが多い。そして,それを作成するのに労力を割くことになる。もちろんそれがないなら作ることにしたらよいのだが,文科省や他の地域において公開されていることも多い。

仮に自治体で事例集を作る際は,メリットがどのような点にあるかについて考えることが必要だと思う。1つ目としては,研修(教育)方法のひとつとして,事例集を作ることを通して理解を深めていく,というように,作ることそのものが作成している人にとって,効果をもたらすと想定される場合だろう。

2つ目に,読み手にとっては,自身の自治体で同じ環境の先生が,教育実践を進めているということを知り,似た環境にあるので参照しやすいというメリットが有る。ただ配布するだけではなく,それを読んでもらうための活用をどうするのかも考えることが必要だと思う。

先日の研修においては,過去に行われた3年間の成果となる冊子を,研修の活動の中で利用をする形をとった。事例集として発行しても,それが活用されないと意味がない。ただ発行されました→見ましょうだけではなく,どのようなところで活用していくかを構想するところから考えるのが良いのかもしれない。

集合型初任者研修でのコミュニケーション

ある自治体の初任者研修を担当した。担当の先生に事前にうかがったところ,本日がはじめての集合研修になるという。今まではオンラインで展開されていたということだ。所属校でのつながりとは別に,横のつながりが期待されて初任者研修が行われているところもある。先日話した修了生の初任者も,自分の不慣れな地域に赴任したにも関わらず,このようなコミュニケーションがないことについて残念がっていた。

割り振られたテーマに関しての研修ではあったが,できるだけ受講者間でコミュニケーションをとってもらうように配慮した。とはいえ,一番盛り上がっていたのは,休憩時間。私はそばに寄らず耳を傾けていただけではあったが,自校の学校のことなど,様々な状況について話をしていた。

研修の内容についてはご期待に添えたかどうかわからない(?)が,受講生間のコミュニケーションには一役買えたと思う。担当の先生方は今の状況を本当に心配されており,とりあえず集合研修ができたことについて,ホッとされていたように思う。私としても,担当の先生方がいろいろなことに気を遣われていることがよくわかった研修の場であった。

先生方にとっての日常も早く戻りますように。

夜型勤務でまず守らないといけないことは

今の大学に来て6年目。今勤務している大学院において最も大きな特徴は,講義が夜間開講であるという点である。講義は,6限18:00-19:30と7限19:40-21:10である。終了後に個別指導や打ち合わせ等があることも多い。

当初はストレートマスターの指導のみであったことから,比較的指導時間も柔軟に確保できた。しかし,昨年度から現職教員院生の指導にシフトをしたので,夜が一層遅くなった。

これは個人としての経験や見聞きした範囲だが,夜勤務の形態は,比較的体調を壊しやすいと思う。自分も少し年齢を重ねてきたので,今の大学に来てから一層,体調に気を配るようになった。

今までの経験から,比較的夜遅く勤務する場合,守ったほうが良いことがいくつかあると感じるようになった。それは色々とあるのだが,もっとも大きな原則としては,「早い時間帯に働かないこと」。これに尽きると思う。夜9時や10時まで働くのに,朝の8時から9時に働くことはやろうと思えば可能である。しかし,これを重ねると,間違いなく体調を崩す。

要は,長く働くことは不可能だと考えることだ。朝出勤する人が夜働くことはできるが,無理がたたると体調を崩すのと同じだということ。なれると朝から夜への勤務時間の引き伸ばしよりは,夜型の場合,初め(午前中の早い時間)に仕事をやらないだけなので,コントロールしやすいかもしれない。

後期に7限目担当の科目が増える。自分なりの原則を作り,うまく時間をコントロールせねばならない。