分担執筆による書籍が出版された

分担執筆者として関わっていた書籍が出版された。

本書は教員養成における学部段階の「教育の方法と技術」で利用することを想定したものである。教職課程コアカリキュラムに対応している。私の執筆箇所は以下の通りで,うち2章を担当した。

寺嶋浩介(2019)授業をつくるということ,模擬授業・研究授業の実施と改善,稲垣忠(編著)『教育の方法と技術 主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン』(共著:第3章,第15章,pp.27-41, 199-213.) 北大路書房,京都(2019年3月20日)(全232p)

大学での授業を想定しているが,そのエッセンスは教職大学院での授業や,現職教員にも役立つような内容となっている。さすがの稲垣さんの編集具合で全体的な統一感が出て,とてもよい書籍に仕上がっている。

連合教職大学院のメディア・情報リテラシープログラム

改組と同時にスクールリーダシップコースという現職教員が入学してくるコースへ移籍したが,本コースの特徴のひとつとして,「プログラム科目」というものがある。

本コースに入学した院生は,5つあるプログラム科目のうち,どれかを履修しなければいけない。そのうちのひとつが「メディア・情報リテラシープログラム」となっている。その他詳細は,大学院のページを。

プログラム科目は,計6単位となる3つの講義から成り立っている。「メディア・情報リテラシープログラム」は,「授業におけるICT活用の理論と実際」「メディア・情報リテラシー教育の実践的展開」「メディア・情報教育の企画運営」で構成されている。

なお,これらの科目は,連合教職大学院に入学をしなくても受講することができる道筋がある。履修プログラムのページにその概要が書かれている。

他の講義もそうなのであるが,うちの教職大学院では,ティームティーチングによる展開が多い。他のプログラム科目も含め,ここでもそれは同じスタンスである。本来は研究者ー実務家の組み合わせで実施することが多いが,この「メディア・情報リテラシープログラム」では,この4月に特任講師としてお迎えした板垣先生とともに,研究者コンビで展開していくことになる。着任されたばかりの板垣先生とともに,より充実したプログラムを作り,大阪およびその近隣のメディア・情報教育を盛り上げていきたい。

新コースへ移籍

2019年度に入った。何名もの方が大学を異動されたが,5年目に入った今年,教職大学院の改組が行われた。具体的には,教職大学院の定員が増え,天王寺だけではなく柏原キャンパスでも展開されることになった。

私は天王寺キャンパスのまま,研究室も変わらないが,所属するコースが変わった。スクールリーダシップコースという現職教員が入学するコースの担当となる。もちろん,これまでの教育実践力開発コースにはM2がおり,そこの指導もすることになるので,今年度は2本立てで展開となる。

新しいコースにおいては,教育の情報化に関する内容がさらに拡張される。また,その他についても多様に学ぶことができるようになっている。スクールリーダシップコースの入学の条件は,正規採用されてから3年以上と敷居も低い。詳しくはこちらをどうぞ。

新しい組織の立ち上げになるので,教員・事務とも準備にバタバタしている。そんな中,今日はM2の実習校へ挨拶に行き,こちらも着々と準備を進めている。

2018年度を振り返って

年度末の中でなんとかサーバの移動を終えた。この1年について振り返っておきたい。

2018年度は大阪教育大学4年目となる1年であった。ようやくルーチンで進められるようなことが増えてきた。その一方,2019年度から連合教職大学院の大きな改組となることからその準備に追われ,会議への出席が増えた。

研究については,毎年悩んでいるが,思い切ってスタンスを変えないといけないなと思う年だった。2度目の基盤研究(C)が助成され,たいへんうれしく思った。一方,いわゆる「研究室」全体で研究をやっていく立場ではないため,自分なりの研究モデルをどうやって形づくればよいのか,いまだ暗中模索している。これまで出版されたなかったものが出たり,依頼されたものではあるが継続して書き続けることだけは心がけているので,それなりの数のものが公開された。新聞記事の連載などもはじめて体験した。

学外の仕事に関しては,都合や体力の面もあり,少し断るケースが増えた。それでも,講演等は今までと比してもっとも多くなってしまった。継続的に関わる教育委員会,学校が増えた。

日本教育メディア学会事務局長と日本教育工学会の大会企画委員長を同時に担当し,3年間が過ぎたが,前者は担当を外れた。引き続きメディア学会は企画委員長と任が重い。教育工学会の大会企画委員長はかなり重い仕事で,2回化に関わる中で悩ましい場面が多かった。

多くの人と関係する中で,自分が動かないと始まらないことが増えると,どうしてもそちらから手を付けていくことになる。結果,研究や教育のことを後回しにしてしまうことを反省したい。特に講義準備が後回しになることが多いので,これは反省し,改善したい。

タイミングから見て,大阪生活の第1期がほぼ終わりつつあり,第2期への移行期に入った。いろいろと変化も多くなるだろうが,元気に過ごしていきたい。しかし,こうやって書いてみると,年をとるとぼんやりとした書き方になるなあー