リスタート

2020年度に入った。自分は特に変わらず・・・と思っていたら,人事異動通知が。「高度教職開発系」というところに配置換えであった。これは,大学の組織が変わることによる配置換えなので,実質の仕事の中心は,相変わらず連合教職大学院になる。

自分の周りには,いくつか変化があった。もちろん,世の中は不安定な状況だ。昨日は,授業の休講期間等がアナウンスされた。自分の中で,0と5のつく年は肩書を含めて,大体変化がある。この先も,良い変化ならばよいのだけれど。

今年度は,次の5年につながるいいリスタートをしたい。

2019年度を振り返って

大体年度末はあまり動くことがないのだが,本年度は新型コロナの影響もあり,さらに静かな年度末を過ごしている(なぜ仕事は減らないのかは,わからない)。

大阪教育大学へ来て,5年間が終わり,すでに6年目に入っている。今年は改組が有り,キャンパスはそのままだが,組織が拡大した。私は,スクールリーダーシップコース担当になり,現職教員院生を担当することになった。今年度ストレートマスターのM2生が修了したので,次年度からは全員現職教員を担当することになる。レアケースであったが,すでに,現職教員の院生も1名を修了まで担当したので,ある程度イメージはついている。いい形で現場に送れるように,進めたい。現在担当しているM1生もとても頑張っている。

研究については,年度の前半は,英語の査読論文の修正に終始したが,無事に採録にこぎつけられたのが良かった。改めて,日本語論文とは異なるロジックの組み立てに苦労をしたが,この経験を通してひとつ成長がはかれたと思う。量産はできないので,海外に出せる成果に結びつけていく機会を増やしたいと思う。院生,研究生が発表をする機会が出てきた。とても良いことだと思う。科研費代表の研究については,遅くはあるが,継続的に進めようとしている。

大学内では先程書いたとおり,改組に関わって,授業担当や組織に変更があり,自身が成長できたところと,苦労したところがある。できればルーチンで回せるように旧来のやり方を適用しようとしたところ,それがかえってうまくいかないという事態によく遭遇した。当たり前のことではあるが,うまく「適用」をすることはどういうことか,考えないといけない。

学外においては,日本教育工学会では大会企画委員長の任を終えた。もう少しきちんとやってから後につなぎたかったが,日常業務との間で,手が回らない形になり,いろんな方に迷惑をおかけした。途中で,研究会委員長を担当することになった。ここでも,色々と考えないといけないことが出てきている。日本教育メディア学会では企画委員長を担当。新しい試みに着手した。日本教育工学協会では,学校情報化認定委員会幹事を務めた。そして新たな仕事を次年度から取り組むことになる。

このほか,研修等を担当する中,教育委員会関連の仕事や会議と関係することが増えた1年であった。

年を明けてから,いろんな事が起きた。ある程度落ち着いたと思ったら,今度は世の中が激しく動いている。長期戦となりそうである。このような中で,日々丁寧に過ごすことを意識したい。

学習設計マニュアル

自身の大学の授業に,インストラクショナル・デザイン視点を入れてから,15年がたった。当初は,教材設計マニュアルを利用し,今は,自分が分担執筆者にもなっている授業設計マニュアルを活用している。「教え方」を学ぶための本として活用しているわけだが,やっていると,「これは学び手である自分に置き換えてみると,学習の手引となる」ということを実感できるようになり,大学の講義においてはそうしたことを伝えようとしてきた。

そうしたなんとなくの思いが学習設計マニュアルという書籍には,見事に反映されている。自分の学びをデザインするという視点から,章立ては比較的細かく用意されている。大学での導入教育等で活用することを意図しており,非常にわかりやすい。それだけではなく,大学院生にもおすすめしたいと思った。

本書は,教育工学を研究するという立場からも,興味深い書籍である。教授ー学習デザインを考える際に,どの点から考えればよいか,その視点を提供してくれる。

著者グループは概ね知っている方ばかりだったので,誰がどの章を書かれているか,自分でも推測しながら,興味深く読ませていただいた。

zoomで学会に参加

ちょっと前のことになるが,ZOOMを活用して学会に参加した(座長を担当)。今更になるが,メモ。

  • 資料を提示し,画面共有をするときは,視線の共有が難しいので,どこのことなのか指し示したほうが良い。
  • 所属や氏名(ふりがなつき)が一覧に表れるように提示をしておいたほうが良い。
  • 時間計測は,セルフタイマーで良いのでは。
  • デュアルディスプレイが欠かせない。
  • 「拍手」とか「へぇ」ボタンのような,話しているひとにとって,リアクションがわかるものがあると良いのだけれど・・・。

あと,これとは別に,みんながどこからアクセスしたのか,ということに興味を持った。当初は私のように,研究室からアクセスするひとはあまりいないのではないかと思ったが,なんとなく結構いたような気がした。どうなのだろう。

これを書いていて,University of Hawaiiが中心となって行われているTCCを思い出した。4月なので,なかなか様子を見ることもできなかったのだが,今まさにプレカンファレンス行われるというところであった。今年は25回目なのだそうだ。しかし,日本でもこのようなことが行われるようになるとは・・・。

実践報告に関する論文公開

随分前に投稿をしたので,すっかり忘れていたが,以下の実践報告が出版された。

ある教育センターにおいて,3年間にわたって,アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)について考える研修を継続させ,その効果について検証し,論じたものである。よく継続してやったものである。


寺嶋浩介・泰山裕・藤井俊史・民谷洋二・後藤聡志(2020) アクティブ・ラーニングをテーマとした集合研修カリキュラムの開発と評価―中学校教員を対象として―.大阪教育大学紀要 総合教育科学,68, pp275-286. (2020年2月29日)http://ir.lib.osaka-kyoiku.ac.jp/dspace/handle/123456789/31595