2016年度を振り返って

2016年度があと少しで終わる。大教大異動後,実質2年目という1年であった。過去の経験から学んだことなのだが,1年目は大変だけれど,覚悟が出来ている。実際は,2年目は特に大変だろうと思い臨んだ1年であった。

研究については,昨年度ひとまとまりしたのもあり,立ち上げ期の1年であるという位置づけであった。何とか取っ掛かりをつかめたか・・・。論文は,筆頭著者としてのものが年度中に発行予定。それでも代表となっている科研の研究進捗が遅れ気味であり,何とか取り戻さないといけない。少しまとまりつつあるので,引き続き進めていきたい。時間をいかに有効に活かすかを考え,学会発表については減らしている。久しぶりに国際会議(ただし日本で開催)で発表をした。研究はできるだけ自分より若い人とともに行うことを心がけている。その姿勢も含め,学ぶことも多い。

大学での仕事は,2年目は完成年度ということもあり,先回りをして取り組む日々が続いた。ある程度安定してきたので,「自分だけで行わない」ことをテーマとして取り組んだ。それでもなお,そこそこの仕事量があった。年末ぐらいから,なぜか色々と重なり出席する必要のある会議が激増してしまった。講義については昨年度と比べて改善に着手できた。次年度は科目見直しも入るので,しっかりと準備をしたい。

外部での仕事が激増してしまい,大変な1年となった。継続的に通うところが増え(丹南中,城陽中,園田北小,出水小,備前市など),講演・研修等もこれまでよりも多かった。尼崎でのアクティブラーニングに関するシリーズ研修は研究を考える良いきっかけとなった。また,何かの委員や会議の出席などもあり,ひとつひとつは大した負担ではないが,常に何か予定が入っている感じとなってしまった。大学院の実習時期と重なると体力的に辛くなるので,次年度は見直しを図らなければいけない。残念だけれど,断る仕事も出てくるだろう。教育工学会は大会企画委員会委員長としての任が次期大会まで。教育メディア学会の事務局長は折り返し地点をむかえた。常に両方の仕事をすすめるのは流石に大変なので,自分でバランスを見て調整をしている。

こうやってまとめてみると,研究に対して「軸」を持って挑まねばならない,と改めて思う。やってよかったな,と思える研究をしたい。