長崎大学教育実践研究フォーラム20161105

長崎大学大学院教育学研究科は,現在教職実践専攻のみの一専攻で運営されている。すなわち全国に先駆けて教職大学院の一本化を図った大学院である。教職大学院についても,その制度がはじまったばかりの頃から取り組んでおり,昨年度立ち上がったばかりのうちの大教大連合教職大学院と比較すると,歴史がある。私はここで,2014年末までお世話になった。
この大学で形を変えてきて行われてきたフォーラムに,なんと登壇者として呼ばれた。実習を通して実践研究を進めている院生のポスター発表を踏まえ,コメントをするという役割である。
午前中,大学や附属教員の発表に続いて,院生の発表があった。会う人会う人元同僚なので色んな話となり,短い時間ですべての発表について聞いてまわれず申し訳なかった。
ポスターで見たこと,聞いたことを踏まえ,午後からは柳田先生@長崎大学名誉教授,修了生の吉田先生とともに,登壇した。私からは,研究デザインが精緻であること,多様な評価を試みている実践研究が多いという成果や今後の課題について,大教大の事例を引き合いに出して,説明をした。今後も発展してほしいという願いもあり,いち登壇者としては,少し前に出すぎてしまったところもあるが,会に貢献できただろうか。お話できなかったが,質問を下さった福井の木村先生とは時間があればもう少し議論したかった。
今回特に嬉しかったのは,ずっと研究などを一緒にやってきた教育工学関係の皆さんからではなく,かつて同じ講座であった皆さんを中心とするこの会の運営をする委員会(?)がこのような企画を立ててくださったことである。出ていった人間を呼んでくれた吉田副学部長,前原先生に感謝をしたい。
終了後は,10月から副学長に着任された藤本先生とも長く話せた。学部の多くの先生が頑張られているということがよくわかり,刺激を受けた。10年間この大学で経験をしたこと,出会えた人たちは本当にかけがえのない存在である。たぶんこの先も助け合える存在になれると思う。都合により懇親会には出られなかったが,また笑顔でみなさんと会えるように大阪で頑張りたい。
大学の先生方に加え,現場の先生にも色々とお会いすることができた。十分にご挨拶できなかった方には申し訳なかった。みなさんありがとうございました。いつかもっと時間を取れる日があればと思います。