「本」カテゴリーアーカイブ

サイト紹介:セサミ・ストリート研究30年”G” IS FOR GROWINGを読もう!

先日の日本教育メディア学会の課題研究で,「テレビの歩みと教育」というのが催された(私は別の課題研究の場にいた)。そこで,セサミストリートが話題となっているのを,池尻先生(東大)のツイートで発見した。「”G” IS FOR GROWING」というのが文献として取り上げられており,興味をもったとのこと。

この書籍,今から何年前かわからないけど,何名かで研究会を開きました(2003年頃?)。改めて思い出して懐かしくなった。こういう取り組みはもっとやったほうが良いよなあと思った次第。サイトは稲垣さんがまとめてくれていた(改めてこういうのは大事だよねとも思った)ので,是非ご参考までに。

セサミ・ストリート研究30年”G” IS FOR GROWINGを読もう!.

中橋雄(2014)メディア・リテラシー論(北樹出版)

著者の中橋さんは,関西大学の同じ研究室にかつて所属をしており,今も仕事で一緒になる機会も多い。そういう縁もあり,この度書籍を頂いた。ありがとうございます。

本書は,メディア・リテラシーの概念が説明されており,それを育む方法を考えるための事例が豊富に提供されている。話題提供だけではなく,読者に考えさせようとしているところが,著者らしいと思う。メディア・リテラシー研究の系譜や日本国内外の動向も理解できるようになっていることから,今後メディア・リテラシーを考えるための必須図書になるだろうと思う。

著者の博士論文がベースとなっているが,この10年間に取り組んで来た研究などの成果も大いに盛り込まれている。特にこの10年はソーシャルメディアの進展が著しいので,その点が大幅にアップグレードされた内容であるといえよう。理論的にアップグレードするだけではなく,著者が取り組んできた研究プロジェクト,フィンランドへの訪問などの成果もまとめられている。加えて,学校教育における事例も豊富である。ひとつの集大成であると読み取った。

本書を読んで,「何とか論」として,1冊の本をまとめることに研究者個人として興味をもった(これまではあまりなかった)。私も3回ぐらい授業をしたり,1,2章ぐらいであれば執筆できるかもしれないが,やはりここまではまとめられるはずもない。プロフェッショナルな仕事だと思う。中橋さんの仕事はどれも自分の研究の視点から筋が通っている。本書に目を通していて,自分の不甲斐なさを反省した。

メディア・リテラシー論

メディア・リテラシー論

コミュニティデザイン 人がつながるしくみをつくる

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる

久しぶりにいろんな本をとってみて読んでみようという気になった。こういうことも必要なのかな。

本書は著者がこれまで関わってきた地域コミュニティをデザインしていく過程について,いくつかの事例を示している。情熱大陸に出演しており(そのフィールドのひとつが五島であった),興味を持ったので購入した。

大きく「地域」というのは共通していたが,対象は時に離島地区,時に公園,時にデパートなど実に幅広いものである。ただ,人の話にまず耳を傾け,多くの人を巻き込んでいくようなそこに共通する点がよくわかった。多くの事例には,大学生も登場する。こういうのも非常に興味深いし,実際にいい勉強となるんだろうなと思った。

このテーマを自分なりに置き換えてみてみると,学校や教師,離島地区に関わるものが頭に浮かんできた。学校であれば,ひとつの学校にとどまる教師は数年単位であること,離島地区であればさらに短くなる。そういうコミュニティに対する自分の関わり方が,今までやってきたものでよかったのだろうかと少し反省させられた。

なぜうちなの?

(写真)昨日のハロウィンで撮らせてもらった。キカイダーみたい?

今日は休みの谷間で、疲れていたこともあり、休養した。朝からスーパーに行き、重いものを中心に購入。牛乳やジュースなど、ビッグサイズしかない。買うときは意を決して頑張らねばならない。みんな車で来てまとめ買いするんだろうな。あと洗濯物もたまっていたので、身にまとうものが一部なかった。ということで、小切手などを送りつつ、本を読んで過ごす。

今日はゆっくりでいいや、と思っていたのもつかの間。昼ごろだったろうか、誰かがドアをたたく。僕は出なかったが、駐車場に止まっている車は君らのものか、という話だったそうだ。確かに洗濯の折見た、不法投棄っぽい車である。荷物が詰め込まれるぐらいつめすぎで、周りにもゴミっぽいカバンが大量にあった。車を持ってないので、そんなはずはない。ただ、止めてあったところが、うちの部屋の駐車場らしい(それすらも知らなかった)。大家に伝えるよとその人は言ってくれたようだ。

午後になって、いろんなところから電話がかかってくる。すべてこの車のことに関する質問。一応、「違うし、知らない」とすべてに答えたのだが、みんなに伝わっているだろうか。その後何のアクションもないので、たぶん大丈夫かと思われる。ただし、車は止まったまま。持ち主は帰ってくるのだろうか・・・。何もしていないのに、厄介なことに巻き込まれてしまった。なぜ住み慣れていないうちがターゲットになるのか・・・。ずっと場所が空いていたからだろうが。

今日読んだのが先日も紹介した以下の本。アメリカの諸問題が見えるだけではなく、ひとつ上のレベルの社会のシステムがよく見える。もっとアメリカという国のシステムを理解してみたい。教育についてももっと知りたい。明日、アメリカは「選挙の日」で祝日。オバマ大統領になっての中間選挙の評価として、どんな結果が下されるのだろうか。

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

ハワイイ紀行/アナハイムに到着

昨日はとうとう日記を飛ばしてしまう。理由は簡単で,家からネットが繋がらなくなったから。書いてはいるので,後日アップする予定。

今日は朝Curtis先生に迎えに来てもらい,一緒にタクシーで空港へ。ホノルルは雨が降ったりやんだりの一日のよう。国内線のため,難なくチェックインがすむ。今月より空港にボディスキャンのシステムが入ったけど,声をかけられた人だけがやるようで,僕は免除であった。ニュースで見ていただけに,少し残念な気も。なかなかゲートに飛行機が到着しなかっけど,無事に12時半定刻でUA便が出発。

5時間程度の機中では機内食はない(有料)し,結構暇であった。ここぞとばかりに,以下の本を読んだ。文庫本だが,あまりにも大作すぎるし,家でそんなに本をじっくりと読む時間がなかったので,没頭して読むことができた。

ハワイイ紀行 完全版 (新潮文庫)

ハワイイ紀行 完全版 (新潮文庫)

著者による紀行文(というかインタビュー集といったほうがいいかもしれない)なのだが,本書の情報は質としてとても高いように思う。時にタロイモ,時にはサーフィンやフラの話から,ハワイイの歴史や文化に深く斬り込む。実に勉強になる本であった。ハワイに行く人は必読書といってよいだろう。これを見て,ネイバーアイランドにまた行きたくなった。早く計画しなきゃ。

ロサンゼルスに到着したのは現地時間の夜8時20分頃。時差はホノルルより3時間プラス。ひとりの先生と合流し,夕食後,一路アナハイムへ。あたりは暗かったが,ディズニーランドとホテルしかないということはよくわかった。まさかディズニーランドに今更行くというわけでもないので,これから3日半,しっかりと勉強しよう。しかし,午前になっても,眠れない。微妙な時差だなあ。