- 作者: 山崎亮
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本
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久しぶりにいろんな本をとってみて読んでみようという気になった。こういうことも必要なのかな。
本書は著者がこれまで関わってきた地域コミュニティをデザインしていく過程について,いくつかの事例を示している。情熱大陸に出演しており(そのフィールドのひとつが五島であった),興味を持ったので購入した。
大きく「地域」というのは共通していたが,対象は時に離島地区,時に公園,時にデパートなど実に幅広いものである。ただ,人の話にまず耳を傾け,多くの人を巻き込んでいくようなそこに共通する点がよくわかった。多くの事例には,大学生も登場する。こういうのも非常に興味深いし,実際にいい勉強となるんだろうなと思った。
このテーマを自分なりに置き換えてみてみると,学校や教師,離島地区に関わるものが頭に浮かんできた。学校であれば,ひとつの学校にとどまる教師は数年単位であること,離島地区であればさらに短くなる。そういうコミュニティに対する自分の関わり方が,今までやってきたものでよかったのだろうかと少し反省させられた。