アウトプットの中で学ぶ

この2ヶ月,あったことをなかなか書ききれなかったのは,セミナーや講演など,人前で話す機会が異常に多く,その実施や準備に時間が割かれたためである。やっぱりパワーが要りますね・・・。今までここに書かなかったものはおおよそ以下の様な感じでした。

  • 佐賀授業デザイン研究会:この日は大学院のRMにもあたる日だったのだけれども,ずっと前からおさえていた日であったので,佐賀に向かった。アクティブ・ラーニングの授業づくりがテーマ。佐賀の先生方は大変熱心だった。
  • 尼崎市教育センター:ふたつある教育の情報化部会における指導助言。いずれも着実に頑張っているところを,どう発信していくかが重要だと思った。来年度は衣替えするが,お付き合いは続きそう。
  • JSET-SIG「教師教育」パネルディスカッションの指定討論者として登壇。この分野で呼んでいただいたことがとても嬉しかった。自分の科研のキーワード「学び続け,変えられる教師」を披露。悪くないワードであることを実感した。
  • 同じ天王寺キャンパスにある第二部のFD「教育方法の新たなる潮流」にて,現在の潮流について,初等・中等教育から高等教育までを絡めて。ここでも,アクティブ・ラーニングが話題。隣の部局となるので,仲良くやっていければ思う。
  • 多摩市立愛和小学校公開研。2年間同校に入っていた立場から,やや保守的に同校から学べることについてお話をさせていただいた。当日の様子がICT教育ニュースにまとめられている。
  • JSET実践研究活性化。研究者の視点から,教育工学の知見をどう現場に還元しているか。インストラクショナルデザイン,ICTインテグレーション,専門的な学習共同体の視点を報告。教育問題はなんでも言えるので,理論的な側面を強調していることを報告。
  • 大阪市立城陽中校内研。ここもアクティブ・ラーニング。中学校で,どういうことを基盤にやっていくか。共通理解はある程度同じような感じなので,それを来年度以降どう具現していくか。
  • D-project。3年ぶり(?)の登壇。同志社の素晴らしいチャペルでお話させていただく。主体的・協働的な学びとは。今時ではあるが,難しいテーマであった。中橋くん@武蔵大コーディネートのもと,安心して進められた。堀田先生@園田学園女子大学の幅広いお話が参考になった。
  • デジタル教育セミナー。デジタル教科書の活用ということで,どう話を進めればよいか悩んだが,ICT活用の原則が重要であるということは変わらないかと思った。あとの事例報告にもうまくつながったと思う。

何か情報をアウトプットするということは,本当に準備に時間がかかる。しかも,人まで話すのもあまり得意ではない。しかし,こういうことが私の学び方なのかなと思った。わかりやすく伝えると同時に,こうした経験を自分の成長につなげるために意識をしている。

これ以外に,インタビュー調査,学内外の会議,他の人の研究室への訪問受け入れなどが重なり,1年目の末はとても慌ただしかった。ここらへんで,少し落ち着きたいと思います。