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マルチメディア情報処理

1回目はオリエンテーションだった。授業は以下のようなシラバスを書いた。ただ,教育実習等で抜ける学生が出てくること(なんと3週間連続!),思いもしなかった明日の「マルチメディア論」のダブル履修の学生もいるようなので,要検討。

○授業のねらい:

フォトレタッチ・ソフトウェアを用いた実習やグループワ

ークを交え,画像等マルチメディア情報のコンピュータに

よる処理に関する基礎的な知識や概念について知識

習得を行う。

○授業計画・内容

以下の予定だが,設備等により変動することがある。

1.オリエンテーション

(1時間:本講義で実施する内容について説明する)

2.デジタル化するとはどういうことか

(1時間:デジタル化の概念を学ぶ)

3.マルチメディア情報処理のための基礎理論

(2時間:以下の項目について学ぶ)

・コミュニケーションと視聴覚

・インタフェース,Webデザイン

4.ディジタル化の技術

(2時間:以下の項目について学ぶ)

・画像処理の技術

・文字表現

5.画像処理の技術

(2時間:以下の項目について学ぶ)

・コントラスト

・画像の特殊効果

6.総合演習

(5時間程度:各自の実習で行ってきたことを総合的に取

り組む)

○合格水準

双方の条件を満たしている場合に合格と

する。

・試験60点以上

・実習成果物の提出(複数ある場合はす

べて)

○評価方法

各授業後のコメント(20%)

知識習得に関する試験(50%)

実習成果物の提出(30%)

マルチメディア演習(大学院科目)

専修免許用科目。一応以下のものを想定していたが,履修者なし。登録が15日までとのこと。不開講になるのかな。授業計画を立ててみたが,該当するソフトウェアが無かったりということなので,こちらも予定の建て直し。大学院なので,個人のニーズにかなり即した形でやると思います。

○授業のねらい:

マルチメディア演習

本演習では実際にコンテンツを構想し,作成することを通

して,マルチメディア表現の基礎力をつけることをねらい

とする。

○授業計画・内容

設備等により計画が変わるが,概ね以下のものを想定して

いる。院生自身の関心に即して課題を取り上げていく。

1.静止画ファイルの収集と加工(2時間)

2.音声ファイルの収集と加工(2時間)

3.動画ファイルの収集と加工(2時間)

4.オーサリング(2時間)

5.課題の構想(2時間)

6.総合演習と評価(5時間)

○合格水準

課題の提出および,課題提出後の簡単な

レポートの提出

○評価方法

課題(70%)

レポート(30%)

今年度の授業

2005年度の担当授業が決まった。こちらから。まだ1年目ということで配慮していただき,年間合計9となった。来年度以降は順調に(?)増える予定。まだ内容は考えていない。これぐらいの数の演習であれば,何とかなりそうだけど,講義が多い。ほんとにできるものかどうか・・・。それよりも「会議が多くなりそう」ということは聞いている。授業といえば後日談であるが,前からここに2005年度の関大や同志社女子の授業のことを書いていたけれども,それはいったん話を受けたものであった。まだ長崎に移ることが決まってなかったんです。どれだけ急だったかというのがわかるでしょう。

100年後の未来予測

昔同志社女子で非常勤の先生にいただいたものだ。これは1901年に発行された報知新聞に書かれていたものだ。結構あたっています。メディア論とかの授業で使えそう。メモとして残します。

  • 人声十里に達す
    • 伝声器の改良あるいて十里の遠きを隔てたる男女互いにえんえんたる情話をなす
  • 写真電話
    • 電話口には対話者の肖像現出するの装置あるべし
  • 買物便法
    • 写真電話によりて,遠距離にある品物を鑑定し,かつ売買の契約を整へ,その品物は地中鉄管の装置によりて瞬時に落手することを得ん
  • 電気の世界
    • 薪炭,石炭共に尽き,電気これに変わりて燃料となるべし
  • 植物と電気
    • 電気力を以って野菜を成長することを得べく,かくしてえんどうはだいだい大となり,菊,牡丹,バラは緑黒等の花を開くものあるべく,北寒帯のグリーンランドに熱帯の植物生長するに至らん
  • 暑寒知らず
    • 新機器発明せられ暑寒を調和するために適宜の空気を送り出すことを得べし。アフリカの進歩も比為なるべし
  • 空中軍艦,空中砲台
    • チェッペリン式の空中戦は大に発達して,空中に軍艦漂ひ空中に砲台浮かぶの奇観を呈するに至らん
  • 七日間世界一周
    • 19世紀の昨年において少くとも50日間を要したり世界一周は,20世紀末には,7日間を要すれば足ることなるべく,また世界文明国の人民は男女を問わず必ず(印刷不明瞭「一回」かな?)以上世界まん遊をなすに至らん
  • 人と獣との会話自在
    • 獣語の研究進歩して,小学校に獣語科あり,人と犬猿とは,自由に対話することを得るに至り,下男下女の地位は多くは犬によりて占められ,犬が人の使に歩く世となるべし

サーバ

基本的には自分でサーバを用意するよりも外部にあるものを利用したいと思っている。が,自前のサーバ用パソコンを2台用意できることになった。1台は授業用CMSにするつもり。Moodleがインストールの経験もあるので,今のところ有力。重そうなのがネック。もう1台は実験用。XOOPSかMamboにするつもり。そのほかそろそろ授業におけるブログの利用も視野に入れたい。とりあえずは実習時の大福帳などに有力だと思われる。今外部にもっているCSIDEではMovable Typeが使えるみたいなので,それが簡単かな。学生数に応じて簡単に増やすことができればいいんだけど。日本教育工学会研究会JSET05-1にある田中さん@岩手県立大学の論文が参考になる。