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平成18年度特色ある大学教育支援プログラムにて京都外大が採択される

以前勤務をしていた京都外国語大学の「ティームティーチングによる二言語同時学習」のプログラムが文部科学省平成18年度特色ある大学教育支援プログラムに採択された。内容については外大のページに詳細が公開されている。

当時は私もかかわり,いくつか発表させていただいた。今もまだ科研の分担者となっている(はずだ)。僕は外大を辞めたものの,めでたい話である。

ところで,随時出てくる「融合型CALL」という言葉は村上さんが作って論文にのっけたような記憶がある。これだけ前面に押し出されると,言葉の独り歩きってこわいよね,という気がしないでもない。

余談であるが,久しぶりに外大のページをひらいたところ,国際言語平和研究所ではまだ私が所属していることになってる・・・。もうやめてから1年以上経っているのだけれども。まああまり中でも認識されていなかったし,良いか。

ワークショップ:改訂「ネット社会の歩き方」による”情報モラル授業”

8月3日に行われた第7回関西教育メディア研究協議会夏期特別研修会における標記ワークショップのコーディネータをつとめた。このワークショップのねらいは以下のとおり。

  1. 改訂された新しい内容の理解を深める
  2. 授業での活用方法を考える

1点目については,ネット社会の歩き方で改訂された内容を紹介し,これまでの内容と比較し,「新しさをアピールするための『ネット社会の歩き方』のキャッチコピーをつける」という課題を出した。5つの班から出てきた内容については携帯電話に関わるものが多かった(前のバージョンではケータイに関わるユニットがひとつだけだったので)。メディアの変化,技術の変化(スパイウェア,フィッシング詐欺),社会的問題などが随時変わってくるものの,一定のルールや常識,人と人とのコミュニケーションの齟齬は変わってこないというまとめ方をした。

2点目についてはどのユニットを用いれば各種の授業展開を考えることができるかについて,3場面(学年にこだわらない調べ学習や発表の場面,各教科等に委ねられる場面,それ以外の場面)についてその展開や教材の利用等を考えてもらうことにした。時間がない中だったが,発表等で使える複数のユニットを確認し,道徳などでの展開も提案された。また,児童生徒の学習展開に応じて,事前に教えることや事中に教えることの使い分けも指摘された。ここであがってこなかったものについては家庭での教育となるだろうが,家庭に任せきりにせず,授業参観等で取り組むなどの連携の必要性などについても指摘された。また,学校現場は直接的にはお金と縁がないところなので,そういう点にかかわるネットショッピング等は家庭での役割が重視されるのではないかと私から述べた。

参加者は20名。小学校低学年の先生が多く,同教材を用いて授業での展開を考えるのは難しかったかもしれない。でも,2つ目の課題をもう少し練る(仕組む)必要があるだろうが,初めてやった取り組みしてはまあまあうまく展開できたような気がする。

僕が長崎大学に行ったことで(過去の長崎における青少年による事件等の経緯を踏まえれば),情報モラル教育やその研修に関わる場面も多くなる可能性があるし,そういうことも求められるのだろうと思う。

この研修会は学部3年生のころから参加をしている(当時は水越先生の指示をうけビデオ撮影をした)。まさか自分が講師役に回ろうとは夢にも思っていなかった。研修会では京都や高槻の先生方に久しぶりにお会いできたのがうれしかった。

うれしかったのはもう一つ。いつものことかもしれないが,関西大学のメンバーと飲むこともできた(かなり変わった居酒屋で)。特に事務のAさんには本当に久しぶりにお会いできてとてもうれしかった。お仕事も4年目。はじめは大変だったと思うけれど,本当によくがんばっておられる。関西大学の院生・学部生のスタッフもよく動いていた。研究はともかく(笑),こういう運営をやらせれば学生ではダントツで日本一だろう。お疲れ様でした。

関西に帰ってくるとこういう「おまけ」(主題,という話もあるが・・・)があるからやめられない。

教育現場におけるIT機器活用セミナー2006

午後からあわせて行われたJAPETの標記セミナーに参加をした。同じ大阪で行われていても昨日の関西メディアとはかなり違う顔ぶれのような気がする。ということはこういうテーマに関心のある先生方はまだまだおられるということだろう。IT活用の実践報告,赤堀先生@東工大の諸外国におけるICT活用の講演など。