やっぱり,そうだよね・・・。本「できる研究者の論文生産術」

わらにもすがりたい思い?(苦笑)で「できる研究者の論文生産術」という本を読んだ。

[amazonjs asin=”4061531530″ locale=”JP” title=”できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)”]

本書は,書くことに追われている研究者が,どうすれば論文を書けるかについて論じられている。著者は心理学が専門だとのこと。

主張は明確。色々と言い訳があるけど,そのための時間をきちんと取り,習慣化していくということである。(はい,そうですよね。)こうしたことについて心理学的立場から解説しながら,実際にどうするのかが述べられている。

本書は,それにとどまらず,論文の書き方の作法(著者はアメリカの人なので,英語論文のことになるが),投稿をどうとらえるか,書籍の執筆なども書かれており,その考え方が述べられている。タイトル以上のことが色々と学べる。基本的に自分の考えと似ている点が多く,やはりそうだよねと思った。

印象的だったのは,リジェクトについてどうとらえるか,という部分があり,「リジェクトされてもともとだと思った方が,良い原稿が書けるかもしれない」(p121)とあった。

こんなことを書いていると,「あれはどうなったの」「これはどうなんや」「書いている場合か」と聞かれるかと思いますが,頑張ります。ハイ。