指導助言者の難しさ

先週,「指導助言者」としての役割である学校を訪問した。これでもう数度の訪問となる。

授業者は相当時間を使って,準備をされていた。しかし,授業としては先生の話し過ぎで一方的なものだった。

おそらく,外部から来た人を含む参観者もそのように思っただろうと思う。

事後研究会においては,あまり意見が出てこず,私の番となった。

指導助言者等になってはじめて,かなり厳しくコメントしたと思う。

それは,特に外部に公開されていたものだったからだ。授業者本人と言うよりはむしろ,この日を迎えるにあたって,研究推進委員会としての準備のスタンス,管理職のその日のとらえ方,そして私の事前の指導助言が大いに甘かったと思う。授業者との共通理解もとれていなかった。

研究会が終わってからは,校長,教頭,研究主任,授業を実施された先生方らと少し話し合うことができた。まわりの多くの方がフォローしてくださった結果,学校として次へのステップに前進できたのではないかと思っている。授業をされた先生は校内の期待を背負っておられる先生。研究推進役として引っ張る存在になってほしいとも思う。

自分としては今回のことを振り返って大いに反省をした。そしてまだ,実は他にも方法があったのではないかと思い悩んでいる。

その場での行為はそれ以外に方法がなかったのか,継続して訪問している学校なのだからもっと早くやっておいたほうが良かったことはなかったのか,当日頑張って授業をされた先生への配慮が足りなかったのでは,今後授業をされる他の先生への影響,など考え出せばきりがない。

完璧なセオリーは存在しないが,自分も指導助言者として成長できるように勉強を続けたい。

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