長崎県立大学&長崎県立シーボルト大学合同FD研修会

この夏の講演シリーズ第2弾は標記の研修会に指導助言役として呼ばれた。セッションのテーマは「学生による授業・教育評価」。両大学からの2つの実践報告を受け,私から20分程度お話をさせていただいた。伝えたかったのは以下の2点。

  • 評価は多様な視点から構成されているのであり,授業終了後のアンケートといった固有の総括的評価にワンフィックスされるのはよくない
  • 評価の結果を実際に活かさなければやっても意味がない

基本的な考え方や事例なども交えてお話した。(どうせあまり読まれてないから書くけど)自大学のあり方も批判しつつ。

最後は同僚との協同性に始まる組織自体の改革に結びつかなければならないこと,それにはトップダウン的なFDよりもボトムアップ的なFD(個々人間の協調性やメンタリングなど,特にペアによるメンタリングのあり方も含めて)の重要性について述べたが,事後のディスカッションにおいてもこのことは深く話し合われたと思う。積極的ないい研修会だった。うちの大学はFD的に言うと明らかに遅れをとっていると思った。今後も少なくとも私としては両大学の先生方と情報交換ができればよいと思っている。

しかし,残念である。この後の出張のためにこんなにキレイな大学のランチに招待されていたにも関わらず,キャンセルせざるを得なかった・・・。就職するにはキレイな大学が良い。これは間違いないが,仕方ないな・・・。

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