知のツールボックス

専修大学が1年生での導入教育で使っている本を一般向けに編集しなおしたもの。ノートのとり方,資料の探し方,レポートの書き方などについて書かれている。思ったことはふたつ。

ひとつは高等学校までの学びから,大学で急に学習者に質的な転換が求められるのはおかしいだろうということ。もう受験なんて崩壊しつつあるんだから,受験のせいにせず,機能的な学力を高校以下でももっと推奨される必要があるだろう(それが入試において評価される体制も大学では求められるだろうが)。

もうひとつはこの本をもって教えたとしても学習する態度は身につかないだろうな,ということ。学生が自分で読むときの補助としてなら使えるかも。結局のところ,基本はあるだろうが,自分なりの学習方法を生み出すのは自分しかない。There is no royal road for laerning.(学習に王道なし)

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