純心高校情報科

大学の裏に,純心高校というところがある。藤木ゼミに帯同し,訪問した。情報Aを高1,高2で一単位ずつ取り組んでいる。教科書は清水書院。コンピュータウイルスに関する授業であった。授業者は本校の非常勤講師を務める長大院生の2年生。大学院の目玉科目である「実践授業研究」の授業の一環(?)であった。

内容をかいつまんで書けばこうだ。クラス内の友人同士でメールをさせる。あるメール(koukouというアドレス)がみんなのもとにきていた。そのファイルは添付ファイルつきであった。そのファイルを開けると,様々に画面が移り変わり,最後は真っ赤な画面で「ウイルス感染」と出る・・・(実際に「感染」したのは数名)。そこで,様々なウイルスの事件を教師自らが紹介したり,メールを通してウイルスに感染しないためにはどうすればよいか話し合わせ発表させたりしていた。宿題では,ウイルスを回避するにはどうすればよいかを書かせるように指導していた。

なんと事後研究会もあったのでびっくりした。事後研では各者からの感想が述べられた。私からは「自然にファイルを開かせようとしていたが,誰も開かなかったときはどうしたか」という意思決定の問題について聞いた。また,こうした授業というのは経験から学ばせるような学習にしないといけないところが難しく,そのための本時のような手立ての開発が数多くなされる必要があるだろうということを話した。

授業担当者を含め,講師はいずれも長大とかかわりのある方ばかりだから,今後も何かの折に情報交換が出来ればと思った。頼もしい。近くにこういうところがあったとは。

しかし,女子大で教えた経験はあるのだが,女子高生はさらに元気だなあ,と思った。自分が教えるとすれば,かなり苦しいぞ・・・。

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