東大教授の通信簿―「授業評価」から見えてきた東京大学 (平凡社新書)
- 作者: 石浦章一
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 新書
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
一応、国立大学法人に行ったものとしては読んでおかないと。どんな感じで仕事をされているのかわかってよかった。教養学部の存在もよくわかってなかったので、参考になった。ただ成績のために「優」を何割にするとかの取り決めは僕は納得いかない。あらかじめ設定された目標に対しての達成度なんじゃないの?ただ、自分の授業にはもっと真摯に取り組もうと改めて思いました。この間初任FDで「他の先生がどういう授業をされているのか知りたい」と希望を出したが、本当にそういう機会がくるといいかなと思います。
著者の先生自身が書かれていることはほとんど正論だし、先生ご自身の努力もよくつたわってくるのだが、自分の授業だけであればよいとして、東大全体の評価を取り巻く状況を一人の教員だけでこのような形で著書にして問うのは僕はどうなんだろうかと思った。自分の分析の視点が入っているからいいのかなあ。