コミュニケーション力

コミュニケーション力 (岩波新書)

コミュニケーション力 (岩波新書)

この日記にもあるとおり,「コミュニケーション力」に関わることが多くなってきたので,久しぶりに彼の本を読んでみた。彼のすごさは「提案が3つほどにわかりやすくまとめられている」,「できそう」この2点だと思う。

本書では,コミュニケーションは「意味」と「感情」の二つの要素から成り立っており,これははずせないということが書かれている。どうしても前者にスキルとして偏りがちになるので,これは重要だと思った。

後半では実際の技法,たとえば偏愛マップ・コミュニケーション,コメント力,質問力など彼が今まで他著で述べてきたことが簡単にまとめられている。ひとつひとつは「できそう」な感じがした。ただこれらの全体構成がどのようになっているのか(~力が多すぎ),1回やってみれば面白そうだが本当に継続的なものとして絶えうるのか,ということはよくわからなかった。また大人のコミュニケーション力を育てることを前提としているが,こうした力はもっと年少時から培っていくものではないだろうか。そうなるとまた別の方法が必要だと思うが・・・。「コミュニケーション力」の育成,思っているよりも難しく,複雑なような気がしてきた。

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