2019年度を振り返って

大体年度末はあまり動くことがないのだが,本年度は新型コロナの影響もあり,さらに静かな年度末を過ごしている(なぜ仕事は減らないのかは,わからない)。

大阪教育大学へ来て,5年間が終わり,すでに6年目に入っている。今年は改組が有り,キャンパスはそのままだが,組織が拡大した。私は,スクールリーダーシップコース担当になり,現職教員院生を担当することになった。今年度ストレートマスターのM2生が修了したので,次年度からは全員現職教員を担当することになる。レアケースであったが,すでに,現職教員の院生も1名を修了まで担当したので,ある程度イメージはついている。いい形で現場に送れるように,進めたい。現在担当しているM1生もとても頑張っている。

研究については,年度の前半は,英語の査読論文の修正に終始したが,無事に採録にこぎつけられたのが良かった。改めて,日本語論文とは異なるロジックの組み立てに苦労をしたが,この経験を通してひとつ成長がはかれたと思う。量産はできないので,海外に出せる成果に結びつけていく機会を増やしたいと思う。院生,研究生が発表をする機会が出てきた。とても良いことだと思う。科研費代表の研究については,遅くはあるが,継続的に進めようとしている。

大学内では先程書いたとおり,改組に関わって,授業担当や組織に変更があり,自身が成長できたところと,苦労したところがある。できればルーチンで回せるように旧来のやり方を適用しようとしたところ,それがかえってうまくいかないという事態によく遭遇した。当たり前のことではあるが,うまく「適用」をすることはどういうことか,考えないといけない。

学外においては,日本教育工学会では大会企画委員長の任を終えた。もう少しきちんとやってから後につなぎたかったが,日常業務との間で,手が回らない形になり,いろんな方に迷惑をおかけした。途中で,研究会委員長を担当することになった。ここでも,色々と考えないといけないことが出てきている。日本教育メディア学会では企画委員長を担当。新しい試みに着手した。日本教育工学協会では,学校情報化認定委員会幹事を務めた。そして新たな仕事を次年度から取り組むことになる。

このほか,研修等を担当する中,教育委員会関連の仕事や会議と関係することが増えた1年であった。

年を明けてから,いろんな事が起きた。ある程度落ち着いたと思ったら,今度は世の中が激しく動いている。長期戦となりそうである。このような中で,日々丁寧に過ごすことを意識したい。