連合教職実践研究科での1ヶ月が終わって

4月に立ち上がった連合教職実践研究科は,1ヶ月目が終了した。相変わらず,着任時からの継続で,実習がうまく滑りだすように,準備をしてきた。ひとつは,全体および私が所属するコースの大学院生(ストレートマスターのコースとなる)が無事にスタートを切れるように。そして,実習は全員の大学院教員が担当するので,そちらも上手くスタートを切れないと話にならない。このため,会議や個別に,色んな場面で説明を求められたり,そのための資料を作ってきたりしてきた。いずれにしても頭のなかでシミュレーションを何度もしながら,これでうまくいくかどうかを考え続けた。

実習校への訪問も,結局いくつ行ったのか・・・(私も比較的多いほうだが,それよりも多く行かれた先生方はたくさんいます)。ただこれは,大阪の学校とほとんど縁がなかった私にとっては勉強になるところが多かったので,良いきっかけとなった。当面の間,3名の大学院生を主担当として指導することになった(もちろん,これらの挨拶に各校に訪れた)。

これまでの経験から,スタートは何よりも大事だと考え,学内のことにかなり比重をかけてやってきたつもりだ。初日は365分の1日ではないし,初月もただの12分の1ではない。時間がかかるところもあったが,結果概ねイメージ通りのスタートが切れたと思う。またいくつかの仕事を通して,同僚の先生方が熱心に取り組まれている様子もよくわかったし,実際にそれが準備に結びついている。大学でも学校現場でも実績ある先生方からは多くのことを学ばせて頂いている。

これからも学内の仕事は継続していくが,少しずつではあるが,研究のことや今後のことも考えたりしていきたいと思う。

母校を訪れる:日本教育メディア学会理事会(20150412)

日本教育メディア学会理事会のため,関西大学の高槻キャンパスを訪れた。この理事会の会期は変わる頃なのだそうだ。担当しているInternational Journalの報告などを聞いた。引き続き,発行がなされるようにうまく進めていなねばなるまい。関係者の方,よろしくお願いいたします。

それはそうと,今回の会場は,私の母校である。学部から博士課程修了まで通い,おまけに2年ほど非常勤講師として勤めたので,計11年連続で通ったことになる。ここ数年は,高槻までは行くものの20分強かかるバスには乗らずじまいで,久しぶりの訪問となった。入り口には,見たことのない新しい建物が立っていて,驚いた。

今私が勤務をしている大教大の教職大学院はティームティーチングを実施し,夜間のプログラムが中心となっている。もちろん,実習を中心としてフィールドに出ることも多くなってくる。これまでの大学院からすれば,かなり意識を変えることが問われてくるような組織だと思う。そんな中でもあまり抵抗なくやっていけるのは,このキャンパスにおける私の院生時代の多くの経験と共通するからだと思う。水越先生,久保田先生,黒上先生をはじめとして多くの先生方にご指導いただいたことに感謝しつつ,今度は立場を変え教員として頑張っていきたい。

大阪教育大学大学院連合教職実践研究科(教職大学院)スタート(20150407)

大阪教育大学大学院連合教職実践研究科の入学式が行われ,夜18:30から,新入生対象のガイダンスが行われた。新入生にとっては朝から式や説明会などが行われ,大変だったに違いない。1期生なので,先輩はいない。その代わり,この日ようやく全員揃った18名の教員,そして事務の皆さん,大学の理事の先生方で,お迎えした。

全体で簡単に自己紹介,コース別ガイダンスでは説明をさせてもらった。ちょっと時間が足りなかった分は,これからだ。

感覚的なことなのだが,「いいスタートが切れたよね」という雰囲気が感じられた。よい実践研究を行っい,2年後(あるいは長期履修の方がいるので3年後)よい修了を迎えてもらいたい。

いよいよはじまる。まだ準備をしないといけないことがいっぱいだ。はじめはみんなで共に創り上げていきたい。

guidance

大学院連合教職実践研究科に配置換え(20150401)

4月1日,多くの方々が他大学へ異動していく中,1月にすでに大学に大阪教育大学に異動済みの私は配置換えとなった。念の為に書いておくと当初からの予定通りで,もともとまだ組織のないところに着任をし,活動をしていたので,このようになった。3ヶ月ぶりに再び学長から辞令を頂いた。前回はひとりであったが,今回は同じ研究科へ着任,配置換えになる先生方,新しく着任される大学の他の組織の方や附属学校の先生方もいらっしゃったので,相当な数に上った。森田研究科長のもと,いよいよ大阪教育大学の教職大学院がスタートすることになる。スタッフは18名。小さいがひとつの部局となるそうだ。

辞令交付のあとは,学長訓示。大阪教育大学の歴史,目指すところや,現在おかれている状況などをうかがった。教職大学院も,重要な位置を占めることになる。教員養成を請け負う中核大学であることも実感した。

午後からは研究科全体の会議やコース別,委員会別の会議が立て続けに行われた。私は,引き続き実習関連の業務等に携わる。あと,人数は少ないが教育実践力開発コースのコース長をお引き受けすることになった(まさかそんなことになるとは・・・)。会議には準備をして挑んだが,もう少し準備をすればもっと進められただろうか。今後も,効果・効率的な運営を考えていかなければいけない。

来週には第1期の入学生を迎え,オリエンテーションが行われる。授業もスタートしていく。準備をすることがいっぱいある。はじめての組織の中で手探りであるし,失敗もあるだろうが,良い大学院を作るため,貢献していきたい。

2014年度を振り返って

年度末恒例の振り返り。

まずは研究。質的な向上を図ることを目指していたが,査読論文についてはパブリッシュにこぎつけられなかった。結果なので,それは仕方ないと思う。科研(ICTと教員養成)の関係で,紀要が一本。まだ印刷に回っていない分担執筆が一本。構想通りに進められた点では成果だけど,もう少しできた状態にしたかった。またタブレット端末の書籍は,このブログに結構アクセスがある。結構注目されているのかな。授業設計マニュアルの新板にも関わらせてもらった。学会はこれまでのものを継続して3つの学会で口頭発表。発表はこれで限界だと思う。国際会議は封印中。論文は,投稿はしたが,常に何か書いている状態にはしたいと思う。とはいえ,未だ未提出の原稿と格闘中。新年度は,借金返済に向けて頑張ります。

教育。膨大に増えた長崎大学での授業を何とかこなすのに精一杯だった。特に前期は,常に頭のなかで授業の展開ばかりを考えていた。いったんリセットだ。来年度は新しい授業や指導が始まるが,まずはとりあえずやってみることで,できるだけ身軽に行きたい。長崎での非常勤が課題だけど。

地域貢献など外部の仕事。継続して関わった学校が,3校。少し現場の事情などにも応じられるようになっただろうか。異動の関係もあり,例年より講演の機会は少し減った。2年間やってきたLTEは細々と続く(?)学会の委員会などが増えており,仕事自体にクオリティが落ちていると思う。自身の責任範囲を考えさせられる。

今年度は,長崎での仕事をたたみながら,次のことを考える1年であった。そんな中で,なんだかふわふわした1年だった。でも,これからのことをかなり考えた1年でもあった。でも,考え過ぎかも。来年度は軽やかに新しい生活を楽しみたい。

次のステージに進みます。