「本」カテゴリーアーカイブ

食事のこと

こちらに来て20日たった。ハワイに来ても毎日海にいるというわけではないから、本当にハワイにいるという気がしない。今まで持っているハワイのイメージが強いんだろう。天気は毎日快適快適。

周りの先生で来ていない人も多いけど、出勤日数とか関係ないんでしょうね。やるべきことをやって成果を出せばよい。わかりやすい。

午前中は英語の勉強と原稿書き。原稿はいったん終わったので寝かせてみる。慣れないタイプの原稿なので、これでよいのやらどうかよくわからない。午後からは、新たな英語クラスの申し込みや論文を読んだりして過ごした。明日の授業ではセカンドライフがテーマになっているので、登録してちょっと使ってみた。先の研究会で紹介もあったりしたけど、教育利用のイメージがわかない。でも、藤木研でやっているVRとの接点があるように感じた(藤木研のほうは大画面、立体、没入感を重視しているが)。AECTでもcommitteeを作っているようなので、どんなものをやっているのか少し知りたい。あまり日本での発想には合わないかもしれないけど。

ところで、中・長期滞在と短期滞在で一番変わるのは食事かもしれない。たとえば学会に来ると、その土地でおいしそうなものを毎日がっつり食べる。アメリカだったら肉でも食べるか―みたいな感じで。おいしいお店があったりすると、毎日行ったりする。しかし、中期滞在では毎日外食というわけにはいかない。夜は和食中心で日本と変わらないものを食べている。都合よく、日本で手に入る食材は、こちらでほとんど手に入る。ここ数日は毎日お弁当を持って行っていた。そして、3時になったら校舎内にある無人の売店でコーヒーを入れて飲むのが日課になっている。

今日は弁当を持っていかなかったので、校舎裏に来ているランチワゴンでお弁当を頼んだ。2回目で、6ドル弱。ハンバーガーステーキというやつを頼んだ。中にはハンバーグ2枚のグレービーソースかけ、ごはんふた山のキムチのせ、マカロニサラダ。レギュラーサイズを頼んで、量が多いのはお約束。これは多いよな、と思いながら食べていたら、平らげてしまった。来たばかりだったら無理だろうに。ひょっとして、許容量が多くなってきてるんじゃないか。。。しかも最近は道になれたこともあり、歩数が激減している。このような形で太っていくのか・・・。運動をするか、散歩をするかしないといけないね。

ハワイの先生が「ハワイの人はいつも食べている」と言ってるし、自己紹介でも「食べるのが好きです」「me,too」みたい話がいっぱい出てくる。こちらでは肥満は社会問題の一つ。肥満傾向だと医療費もかさむ。以下の本でも取り上げられていた。来る前の日本の何かの雑誌でも特集されていた。お金のない人がファーストフードなどばかりに手を出さざるを得なくなり、貧困層ほど太っていくという話。あくまでも感覚だが、この話はここにも当てはまる感じだと思いながら読んだ。やはりここもアメリカなのだと実感をする。

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

いっしょに「働きたくなる人」の育て方

やっぱりメディアマーカーよりこっちの方が良さそうと自分で判断したので,本関係の記事はここに書くようにします。

本書はタイトルに有るように,マクドナルド,スターバックス,コールドストーンのアルバイトを中心とした人材育成システムを調査し,3社に共通する成長に資する要素を整理している。その成果は「経験と触媒」という関係を用いて,71ページにまとめられている。これについて,様々な事例をインタビュー等をもとに紹介している。

この「経験と触媒」からなるモデルの整理の仕方が参考になる(ただ,「触媒」という概念が少しわかりにくいが・・・)。ただ経験するだけではなく,どのような経験の質が重要であるかを本書では説いている。また,経験を実際にした人が語るにあたっても役立つように思う。

読みながら自分でどのような経験を重ねてきているのか,成長しているか,あるいは育てられているかを考えさせられた。これは学生にも役立つ本である。アルバイトやその他の活動などを振り返りながら読んで欲しい1冊である。

インストラクショナルデザイン(およびメディアマーカーへの登録)

メディアマーカーというサイトを利用し,本の登録をはじめた。

今までと同じようにリンクをはりますので,感想等は下をクリックすれば読むことができます。

インストラクショナルデザイン

なお,本サイトの左下に最近読んだ3冊が出ています。こちらをクリックしても行けます。

プレゼンテーションZEN

プレゼンテーションzen

プレゼンテーションzen

禅(ZEN)の心を取り入れたシンプルなプレゼンテーションを本書では提案している。今のパワーポイントやキーノートに代表されるようなスライドウェア,これを利用しても構わないけれど,それに縛られた利用をするのではなくて,デザインをちゃんと自分で発想することの重要性を説く。

スライドの実例が載せられており,とても参考になる。いくつかプレゼンテーションの本は読んできたけれど,これが一番面白かった。僕の講演等で行っているプレゼンは本書で言えばあまり良くない例である。わかってるんだけれど,時間との関係でそうせざるを得ないことを反省した。

読みながら,授業にはあまり向かないかなと思ったけれど,事例として大学の授業もあがっている。大学授業での教員のプレゼンテーションとか資料作りとかに特化した本があっても面白いかも。

デジタルネイティブ

少し前にNHKスペシャルで放送された同名タイトルの番組の制作者がその詳細を綴ったもの。

番組に登場した少年や「はてな」の取材経緯などについて記されている。

新しいことがわかったというよりも、番組制作者の意図がよくわかるので、番組と一緒にみるとよいのだと思う。

番組や本を見て改めて面白い考え方だと思うけど、一般的には負の側面の方が大きいからなあ。

自分の生活を考えさせられる本ではあると思う。