1人1台端末のプラットフォームを決める(2)

前回,1人1台端末のプラットフォームを決める(1)というのを書いてから,しばらく日がたってしまった。

正直ひとつの答えはなく,いろんな要素に左右されるといえよう。校種や発達段階,教員のスキル。そして,何でも適用できると思われている児童・生徒だって得手不得手があるだろう。

これらの制約事項があまりない場合は,GoogleやらMicrosoftやらの統合系のサービスを基本的に利用するようにしたら良いと思う。そしてそれらが複数ある場合は,基本的になにかに統一するのがよいだろう。

学校においてスキルなどの制約がかなりあると予想される場合,学習支援アプリを導入していくことになるだろう。多分得意な人からすると,「別にこんなものなくても統合系のサービスでできるよね」と思うのだろうと思う,実際にそのとおりだと思う。その一方で,学習支援アプリは,同じ手順を踏んで誰でも利用できる(だから導入されている)ように設計されているという特徴があるのではないかと思う。これらもユーザーの要望に応じて改善され,何でもできるようになってきている。これをベースに利用するというよりも,少数の典型的な機能に絞って,それらは教員全員できるようにしておくというのがよいのではないか。

以上のように,ベースとなる統合系サービスを決め,プラスαの学習支援アプリという全体設計をする。教員個人としては,設計にそのまま乗っかるかどうかはその人に任せ,学習支援アプリからはいる教員と,統合系ツールをベースとする人がそれぞれいても良いのかもしれない。全体的にちょっとずつ進めるとしたらの話だけれど。