新任FD3回目(6月15日)

第3回目は菅原就職委員長より本学部の就職状況に関するご説明をいただいた。学校教員養成課程,情報文化教育課程の学生はいずれも5割程度が長崎県内,8,9割が九州内の出身であること。全体の就職率に関しては年を追うごとにしたがって改善されているということ。しかしながら教員採用の現実は厳しく,その背景には長崎への地元志向が学生,保護者のどちらもが高く,それが影響していること。一筋縄ではいかない就職への対応に難しさを感じつつ,それに対して積極的に挑戦し続ける菅原教授の熱意が伝わってきた。新任の私ができることは微力ではあるが,学生の皆さんが視野を広くして外の世界を見ることができるようにサポートをするということなのではないかという気がした。自身の実力を認めてくれるというところがあれば,それを受け入れてくれる土地に行けばいいし,何年後かにまた長崎へ戻るという選択もある。今後自分が相談をされたときにはそう言おうと思う。それにはまず学生の相談にのりやすい教員にもなろうと改めて思った。

気になったのは,学校教員養成課程の入学者のうち,7割が教員を希望し,それで7割が教員になること(つまり3割は希望していない)と情報文化教育課程の学生における就職対策である。もちろん,教育学部の使命は教員の資質を身につけた学生を育てることが主目的ではあるが,現実としてその他の学生も多人数を占めることを踏まえて多様なサポートや教育内容を考えていくべきなのではないかと感じた。

(これは今後修正して,学部内の冊子に掲載する予定にしています)

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