「研究」カテゴリーアーカイブ

放送教育の研究会に出席

水曜日夜,今月から同僚となった木原先生が中心となり取り組まれている放送教育の研究会(なにわ放研)に出席した。142回目だそうである。放送教育について今取り組んでいることといえば,年に1度のNHK学校放送番組活用講座,そして前任校において授業に少し取り入れているぐらいで,深く考える機会がない。ブログでは拝見していたので,どのような会かは大変興味があり,参加をさせていただいた。

研究会は,学校放送番組を活用した授業の実践報告がふたつあった。番組をみんなで視聴をしながら,その内容や授業実践について報告され,それに基づき話しあうというものだった。私もいくつかコメントをさせていただいたが,どの番組でも通じるような表層的なことを語っていたのではないかと思う。これに対し,普段から議論をされている皆さんは,その番組シリーズの特性を踏まえ,実際のメッセージ,それが提供されるシチュエーションなどに話が及んでいた。自分がしっかりと番組を見ていないことを痛感させられ,大変勉強となった。

さて,着任後初の出張として福岡にやってきた(まさかはじめてが九州行きになろうとは・・・)。明日,冒頭に触れたNHK学校放送番組の活用講座のためである。先日の研究会のあとに番組を見たりして色々と考えたが,すぐには成長できないもので・・・。講師役ではあるが,何かひとつでも自分で勉強になったことを持ち帰りたいと思う。

特別支援学校におけるICT活用を見学する

先週の金曜日,同僚の倉田先生,瀬戸崎先生とともに,諫早特別支援学校を訪問した。特に肢体不自由の児童・生徒を受け入れている学校である。県立学校においても,ICT活用に取り組んでいる学校は数校あるそうで,同校はその1校となる。昨年まで教職大学院のスタッフとして活動をされていた笹山先生が県教委に配属になったこともあり,以前からお誘いを受けていたが,日が決まらず結局この日となった。すいません。当日は笹山先生にはお会いできず残念。

当日は,小学部から高等部に渡るいくつかの授業を参観させていただき,同校のICT活用についての昨年度からの研究の経緯をうかがった。附属学校以外で特別支援学校に訪問すること自体がはじめてであり,その教育課程の複雑さに戸惑ったが,実際にICT活用がなされている場面を参観することで,具体的なイメージがわき,大変意義にある訪問となった。また,子どもにつくスタッフが充実している様子も拝見することができた。

特別支援学校には,旧来からAT(Assistive Technology)の考え方があり,タブレット型端末の導入により,それがさらに積極的に進められていること,その基盤整備には子ども一人ひとりのニーズに合わせて対応しなければいけないということで,苦労されていることなどを知ることができた。他校や保護者との連携を意図した研修なども進めておられるという。特別支援学校一般の取り組みが全体としてどのようなものとなっているのかわからないのでなんとも言えないが,少なくとも本校は,小中高と比べてみると,かなり積極的に進めておられるということがよくわかった。

なお,2月18日にモデル校としての授業公開が控えているとのこと。

愛和小学校の実践研究の発展

昨日,多摩市立愛和小学校を訪問した。同校は本年度からパナソニック教育財団の特別研究指定校となっており,財団から派遣されている専門委員であるアドバイザーが私である(おそらく,専門委員の中ではもっとも遠くに住んでいると思うのだが・・・)。同校は,児童ひとりに1台のiPad配布を実現している学校であり,今後の1to1 computingを考えていくには,たくさんのヒントが得られる学校である。
訪問の際は,できるだけ他の場面も見て,同校の実態を把握するように努めている。午前中は,各クラスの取り組みをまわって様子を拝見した。iPadがすでに日常的に馴染んでいる印象を受けた。あるクラスでは,ドリル的なアプリの利用は,時間的に減ってきたという。はじめは入りやすいが,そこにとどまっても仕方ない,ということだろう。LEGOやダブルダッチの取り組みも見せていただいた。両者には外部から講師が派遣されている。LEGOは5年生ははじめての取り組みだったというが,みるみるうちに慣れてくる様子が見て取れた。続ければ,かなり高度な取り組みになっていきそうだ。

CIMG2870
午後の算数の研究授業は,正三角形や二等辺三角形の概念を理解するというものであった。あるLMSを活用し,三角形の分け方を検討させ,そのカテゴライズしたものにネーミングをしていくという内容であった。なお,授業参観をしている多くの教師はiPadを持ってきて,同じLMSを活用し,授業の進度に応じて「いいね」「?(改善の必要あり)」のボタンを押して,後の事後検討会のためのデータとしていた(これは前日に発生したアイディアであった)。いわゆる,運勢ライン法による授業評価となっていた。
授業後の検討会においては,表示された各授業場面でのデータに基づいて,数名が意見を出し,議論されていた。取り組み自体に改善の余地があるかも知れないが,授業だけではなくこのような場をしかもICTを活用して実施しようとする前向きな姿勢を評価したいと思う。

CIMG2906
私の授業後の助言としては,協働学習のひとつの型としてはあっても良いと思うが,ひとつのパターンに落とすのではなく,型としては質的に改善を図りつつも,他に探索して欲しいということ,校内研においてはそういう提案性をもった授業にしてほしいということ,今までの授業観にとらわれ過ぎないことも必要であることを指摘したうえで,協働学習について少しお話した。1年目の中盤として,思っていたよりもハードルが高いことを話したように思うが,それは本校に対して期待も持っているということである。これからどのように貼ってしていくのか,楽しみである。
なお,同校の取り組みをご覧になったことがない方には,訪問を是非オススメしたい。11月22日に公開研究会が行われる予定である。
http://schit.net/tama/esaiwa/?page_id=117

学校でICT活用に関する研究を発展させる(Jeat全国大会)

Jaet(全日本教育工学研究協議会)全国大会に参加をした。今年の開催地は京都。初日午後に登壇する機会があった。

パナソニック教育財団の特別研究指定校が,どのようにICT活用に関する学校研究を進めたか,そしてその後どのように実践研究を進めているかについてうかがいながら,その秘訣を探るという主旨のパネルディスカッション形式の報告会であった。

3校の先生方が,これまでの研究の経緯を語り,私が共同研究として進めてきた学校研究の継続・発展モデルを提示しつつ,その特徴を確認していくというものであった。時間は短かったが,座長の木原先生のコーディネートの元,各校の特徴を確認したり,校種の違いなどにも触れることができた。各校の先生方が話すことに合わせ,こちらも対応しないといけないので,壇上では緊張の連続であったが,このような環境になったほうが相互に交流も図れるのだろうと思う。

2日目はいくつか発表を聞いたり,理事会に出席したりした。大会においては,本当に久しぶりにお会いできた人もおり,本当に良かった。多くの先生方や企業の方とお話出来きた。これも,この大会の魅力だと思う。

来年は,10月9日と10日,富山において開催予定とのこと。これで,9月から続いた学会等が概ね終了した。出張が重なり大変であった・・・。

サイト紹介:セサミ・ストリート研究30年”G” IS FOR GROWINGを読もう!

先日の日本教育メディア学会の課題研究で,「テレビの歩みと教育」というのが催された(私は別の課題研究の場にいた)。そこで,セサミストリートが話題となっているのを,池尻先生(東大)のツイートで発見した。「”G” IS FOR GROWING」というのが文献として取り上げられており,興味をもったとのこと。

この書籍,今から何年前かわからないけど,何名かで研究会を開きました(2003年頃?)。改めて思い出して懐かしくなった。こういう取り組みはもっとやったほうが良いよなあと思った次第。サイトは稲垣さんがまとめてくれていた(改めてこういうのは大事だよねとも思った)ので,是非ご参考までに。

セサミ・ストリート研究30年”G” IS FOR GROWINGを読もう!.