大学教育の取り組みについてコメントする(20150323)

昨日ある大学に訪問をした。偶然が重なり,この大学が取り組んでいる某プログラムの外部評価者として声をかけていただいたためである。

私も大学に所属をする身なのであるが,高等教育での組織的な取り組みについてはあまり良く知らない(多少,実践研究の発表経験等はあるが)。しかし,何故か年に数回,FDで講師として呼ばれたりなどすることがある。

現在の大学教育のひとつのキーワードは「アクティブラーニング」であることは,誰の目から見ても明らかである。初等中等教育の現場において総合的な学習の時間に関する取り組み,ICT活用については色々と見てきたので,その立場から当大学のプログラムへの取り組みについていくつかコメントをさせていただいた。

アクティブラーニングという言葉は,今初等中等教育においてもキーワードとして取り上げられるようになった。しかし,言葉に左右されることなく,過去に行われたり,述べられたりしてきた考え方を大切にしながら,学校の段階を問わず,教育実践(研究)に関わっていきたい。少なくとも今の大学教育においては,初等中等教育でこれまで進められてきた実践研究がかなり参考になると改めて思った。