他地域の教員との研究会

IMG_0836

昨年度立ち上げた長崎県の教員の研究会LTEを細々と今年度も続けている。昨日で,12回目となった。今回は名古屋市教育センターの研修員として,林先生がこちらに来られるということで,それにあわせて実施をさせてもらった。佐賀県の内田先生も合流し,研究会が開かれた。もちろん,長崎県の教員も参加した。

まず,林先生の実践研究報告においては情報活用能力を育てるための授業デザインに関する実践研究経過の報告であった。子どもが自ら得た情報を精査するための振り分けシート,およびそこで得た情報を組み立てる組み立てカードを独自に作成し,活用した実践の報告であった。とてもしっかりしている実践報告で,レベルの高さを感じさせるものであった。一方,一般化のためにはもう少しシンプルなものが必要であるともコメントさせていただいた。

内田先生からは,総合的な学習の実践(2年前にやったものであるが,これからさらに取り組もうとしている実践)についての報告を頂いた。自分たちで,大豆を作り,それをもとに地元企業と共同し,製品を開発。それを各所で売るという取り組みであった。私も総合的な学習の研究に関わったのがこの仕事のスタートだったので,大変興味深く聞かせていただいた。内田先生の実践者としてのパワーを感じるものであった。

教育の情報化に関わる人達が多い研究会であったのだが,ICTの話題ではなく,逆にそれをあまり取り上げないことにより,授業の本質について議論できたのではないかと思う。LTEのメンバーも大いなる刺激を受けたと思う。このような時代なので,地域を交流をこれからも続けてほしいと思うし,私もそこに加わって勉強できればと思う。