2020年の10月(以下の記事によると第二波の前らしい)に,教育新聞に以下の記事を書いている。学校でのオンライン授業,そこからどれぐらい進んだであろうか。進めて模索したところがある一方,自校がいきなり考えざるを得ない状況に追い込まれ,慌てて取り組んだがうまくいかない,人が欲しいといったできない理由を並べるところがでてきている。
今第六波がやってきている。この間流行が落ち着いたときは,「今は対面でできるから」といって,そのときに対応を検討せず,同じ状況を繰り返しているところもある。ここまで来ると,おそらく永久にそうした流れは続き,アフターコロナには何も生かされないのだろうなと思う。
当時自分が書いたことに再度目を通してみた。4つのシーンを書いている。現在の地点では(1)はあまり考えられないであろうから,(2)にどのように対応するかであろう。この記事では3日程度と書いているが,今では1日の休みなどもっと短くなり,見過ごしても大丈夫な状況となっている一方,その1日が積み重なり,1週間程度の休校と長くなるところも出てきている。(2)がややバリエーションのある形となってきている。
同時双方向にこだわると難しく,通常授業の発想で取り組んでしまうので,失敗しやすくなると思われる。対応策としては,非同期で,フォームやファイル提出などをやってみるとということからでどうだろうか。課題の素材として,紙の教科書を活用するのも良いだろうし,できればNHK for School等のデジタルコンテンツの活用と連動した課題でもよいだろう。
とにかく一定の時間常に繋げないといけない状況から考えるのはやめたいところだ。ICTによる課題提出等で対応している学校では,それに加えて,クラスを違えながら,同時双方向でつなぐ時間帯を用意し,少しずつ実施している学校も出てきているようである。