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携帯電話はどうするの?(国内編)

僕の場合は人とのやりとりに殆どケータイメールを使わない。でも,帰ってきてから番号が変わるとさすがに困る,という感じの人間です。契約しているのはauです。電話機は海外で利用できないし,利用出来るものにしたりしたら,結果高くつきます。今まで海外に出張しても全く使わなかったし,何の不便もありませんでした。

これらの状況を踏まえ,相談に行きました。結果ですが,使わないからと言って半年の間休止はできないということでした。そこで,料金プランを基本料金780円の一番安いプラン+メールの315円を据え置きにしました。まったく使わないまま1000円程度のお金を使ってしまうわけだけど,しょうがありませんな。

帰ってきたらケータイはどうするか考えよう。iPhone5とかでてるかもしれないし。

ハワイでは,プリペイドのケータイを持つ予定にしているので,またここでも報告しましょう。

海外に行くタイミング

なぜ,海外に行こうと考えたのかについて,記しておこうと思う。

多分,周りの環境がそうだったからに違いない。「若いうちに」ということは常に言われていた。海外行きは常に心のなかにあった。ただ何も無しにいっても何もないことも理解しているので,目の前の研究や教育を少しでも頑張ろうと思ってやってきた。

大学院を修了したのは2003年3月。京都外大で2年間過ごし,2005年4月に長崎大学教育学部に採用してもらった。29歳でポストを得ることができたし,昔はNIGHTシステム等で教育工学の分野で実績のある大学。大変運がよかった。藤木卓先生や森田裕介先生(現早稲田大学)という身近な先生にも恵まれた。情報教育や教育実習に関わる仕事だから,様々な先生とのかかわりの中で,若手教員を中心にたくさんの仲間ができた。

研究については,徐々に査読論文が通るようになって,国際会議もいくつか経験することができた。発表して論文化するようなサイクルが少し作れるようになってきた。学会でも賞をいただき,先日は全体のシンポジウムに登壇するという機会も頂いた。ようやくスタートラインに立てた気がした。また,いくつかの研究プロジェクトを紹介して頂き,教育実践研究の難しさも体感することができた。

教育については,ゼミを持ち,2007年度にはじめて卒業生を出すことができた。21名の卒業生を出して,ほぼ半分が学校教員として,残りは一般職として頑張っている。情報教育のことをやってきたので,教育のコースと情報のコースにかかわれることが嬉しかった。2008年度からは設置された教職大学院の教員となり,立ち上げに苦労しながらも,現職教員への指導や最終の報告書作成を指導したりして,キャリアアップすることができた。

しかしながら,一方でリフレッシュして再スタートを切りたい,という思いが強くなってきた。自分は今,次の段階への移行期にあると考えている。今まで頑張ってきたことは自分なりに評価はするが,このままでは頭打ちになることは徐々に分かってきた。研究の「核」をまだ明確化出来ていないし,そのためフルペーパークラスのものが書けない。教育も時間のなさを理由にし,「これが本当に大学や大学院の授業としてよいのか?」と考えることが多くなってきた。なのに,一方では若手の自分には身にあまるような仕事が多くなってきて,このままで良いのかと思わざるを得なくなった。

そのように考えている際に,制度的に行くことが可能になり,過ごす場所にも見つけることができた。すべてのタイミングが一致したように思う。これを機会にこれからの10年をどう過ごすか,ハワイの海を見ながら(?)考えたい。

今,研究者でこのような機会を持ちたいけれど,悩んでいる人は多くいるとおもう。でも,基本的には「行きたいと思ったとき」が行くとき。ただ,その時に周りに理解されるような仕事をしておかないといけないように思う。

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今回,行くことが決まった際,すぐに学生(現4年生が3年生の時)を呼び出し,伝えることにした。結局卒論の提出時期に重なってしまったことについて申し訳なく思ったし,他の人から聞かされるのは嫌だろうと思ったから。伝えた際のある学生の言葉が忘れられない。「何だ,大学をやめるのかと思った」と(笑)

この学生らの時なら大丈夫,と思ったのもひとつのタイミングだった。やはり僕の予想通りで,就職組はすんなりと進路を決定させ,卒論もよいものを手早く進めている。あとは書くだけだからeラーニングで大丈夫でしょう。

申し訳なかったのが3年生。ゼミが決まる直後に決定してしまったので,いきなり伝えるはめになってしまった。やはり全てはうまくいかない。まあしかし実のところ,10月は実習,2月以降は休暇に入るのだから・・・ということで,実質は3ヶ月ちょっとなんだよね。これも課題+スカイプで可能でしょう。eラーニングの実践研究ができるというわけだ。

大学院は特に問題なかった。普段からティームティーチングで進めているから。学部は藤木ゼミと週1回集まってきたので,これも同様。このことは重要だと思う。

10月から半年間ハワイ大学に滞在します

すでにご存じの方も多いのですが,長崎大学教育学部のリフレッシュ研修制度を利用し,10月から3月中旬までハワイ大学にて客員研究員として滞在することになりました。

このたびようやくビザもとれ,往復の飛行機も確保することができました。色々と大変だったのでちょっと安心しています。

少しの間,お休みをいただき,海外の大学の教育を見たり,勉強したりして,今後に向けて研鑽しようと思います。少しでも良いから成長できればと思います。仕事では多くの方にご迷惑をお掛けする事になりますが,ご勘弁ください。

ここまでのこと,そして滞在中もこのサイトを中心に情報を随時発信していきたいと思います。苦労話なんかが多くなるとは思うけれど・・・。