デジタル・ミニマリスト

デジタル・ミニマリストという書籍を読んだ。本書は,人々はスマホ,中でもSNSに過剰に依存をしていることをとらえ,なぜ依存をしているのか(そこにはある仕組みがあることを書いている),そこから解放されるためにはどう考えればよいのかについて書かれている。

著者は多くの人が依存をしているという認識がそもそも薄いということから,そこから抜け出すための重要性や意義を問うている。それに加え,スマホやSNSとの付き合い方をどうコントロールするかについて,多くの人の事例をもとにしながら,いくつかの原則を列挙している。

やはり自分もこうした側面があることについて気にかかっており,それは特に休日に意識化される(日曜日のスクリーンタイムの集計がやってくるから)。また,自宅にいる時間が長くなったのもその要素としてあるだろう。本書を読むまでも,たまにFacebookから長く離れるなど,自分なりに実験をしてきた。

本書を読んでみて,技術的にいくつか工夫できる点に気がついた。またやってみなければ始まらないので,自分なりにメディアを避ける実践を少し実践をし始めてみた。そもそもこういう実験を面白いと思えるし,研究にもつながるかなと思うので,大きなストレスは特にない(が,若干気にかかる・・・)。こういう感情を大切にしたい。

本書にはたくさんの事例があるが,結論は自分で参考にしながら工夫すること。スマホそのものの活用だけではなく,それ以外の活動(空き時間など)をどうデザインするかの方にむしろ自分の課題を感じた。