RICOH THETA Z1(その4:360度動画の撮影と視聴)

最近この話しか書いていないが,メモとして投稿しておきたい。難しくはないが,結構手間がかかるため忘れてしまいそうだから。前回は静止画の撮影であったが,今度は360度動画撮影に取り組んでみた。

まずTHETA Z1で動画を撮影するのは,デフォルトでは5分しか撮影できないようになっている。これをスマホの基本アプリを利用して,25分の設定に切り替えなければいけない。今の所,一気の撮影できる長さとしては25分が最大のようだ(60分になるとよいのにな・・・)。

私が実際に撮影した25分動画は,当たり前といえば当たり前だが,11GBを越える大きなサイズとなっていた。4GBを越えるファイルをPCに転送するためには,RICOH THETA File Transfer for MacというPC用アプリが必要である。

そしてPCにファイルを保存した後は,RICOH THETAで簡単にYouTubeへアップロードする方法という手順に従って行う。ここでは,まずPCの基本アプリを使い,再生可能なファイルへと変換する。再生可能なファイルに変換する際に,「FullHDに縮小」という選択肢を選べばファイルサイズをかなり縮小できる(そもそも利用用途によって,収録のためのサイズを制限したら良いのだろう)。そしてさらに,YouTubeに対応できるように音声も変換するということが必要である。この2回もやらないといけないというのが手間である。

あとのYouTubeへのアップロードは通常と同じ。もちろんファイルサイズが大きいと時間がかかるけれど。なお,このサイトではYouTubeについて書かれているが,vimeoでも360度動画を視聴することができた。

比較的広い教室でのある出来事を収録したのであるが,意外にも音声がきれいに収録されていて驚いた。もう授業の収録はこのようなものが手間もかからないので良いのかもしれない。

しかし,全体的に特にトラブルが発生することはなかった(問題点が発生するとすれば,概ね上記の記述から解決できると思う)が,手順が多く,誰でも簡単にできるものとは思えないものである。もっと簡単にやらせてくれないかなあ。ただ,やってみると久しぶりに面白いなあと思わせるものであった。

次はこの映像について,VRゴーグルで見るとどうなるのかまた体験したいなと思う。こんな事やっている場合ではないのだが・・・。卒論生とかいたら,研究としてなにか進められそうな感じがした。