「仕事」カテゴリーアーカイブ

教職大学院基本学校実習Ⅰリフレクションミーティング(20150725)

教職大学院では,10単位の実習科目が課されているのが,大きな特徴である。この実習をどう進めるかが,大学院のひとつのポイントになっている。本大学院では,すべてのセメスターにおいて,実習が課せられている。

前期も終わりに近づいており,この度,その振り返りとなる全体でのリフレクションミーティングが実施された。37名の大学院生が2グループに分かれて,ポスターセッションを行った。ポスターの提出締め切りが7月初旬で現職,ストレートとも丁度忙しい時期にもあたり,大学院生たちはおそらく大変な日々を過ごしたと思うが,いずれも充実した発表になった。

私は実習部会ととして,準備や当日の進行に携わったが,少し配慮が行き届かずカバーしていただいたところもあった。しかっし,概ね想定していたとおりに進めることができたと思う。大学院生の勤務先や実習校の先生方をはじめ,外部からの参加者がかなりいらっしゃり,土曜日なのに本当にありがたいことであった。

この日の取り組み自体は大変好評であったが,来年度は人数が倍に増えるので,どうするかを考えていかなければいけない。その前に,後期に行われる実習の分はどうするかなど,相変わらず課題は山積している。まあとりあえずはよしとしよう。初めての実習,初めてのセメスターの終わりを迎えようとしている。あと,少し。

学校研究を一歩ずつ進める(大阪市立城陽中学校)20150707 and 20150714

大阪市教育センターが進めるスタンダード授業モデル作成の指定校である,大阪市立城陽中学校からお声がけいただき,同校を訪問した。このモデル校は,市内に幾つかあり,それぞれの学校に応じた課題設定がなされるが,同校は,生徒の主体的な取り組み,いわゆるアクティブラーニング的な授業の実施を目指している。2年間の取り組みが始まったばかりである。
これまで,2度訪問をさせていただき,授業を拝見したり,研究推進の中核を担っていく先生方とお話をさせていただいたりした。生徒は活発で発言する。これまで色々と中学校を見てきたが,その活発さに驚いた。この生徒の状態から,協働学習的な環境ではやり方によっては,大きな成果を収める可能性を感じた。
とはいえ,研究組織の構築はこれからだ。一歩ずつ進めていける支援ができればと思う。大阪市内の中学校に初めて行ったが,学校名からしても縁のある学校である(私は,京都府の城陽市出身なので)。

1対1のテレビ会議の授業(備前市立三国小学校)20150708

先日,備前市立三国小学校を訪問した。同市は全校でタブレット端末の導入を計っており,そのうちの1校に訪問することになった。全校児童は,5名。これまで私が訪れた中では最小規模となる。

私が参観をした授業は,1年生の生活科。1年生はひとりである。同じ市内の離れた学校(こちらも1年生でひとり)とテレビ会議を行い,双方が準備をしていた自己紹介を行った。ふたりの授業,ということになる。周りには,たくさんの大人。緊張したに違いないが,児童は準備をしたことについて,本当に頑張って発表をしていた。準備をしっかりしたのもあったけれど,先生が授業冒頭において「気をつけること」を確認していたことに基づいて,話すスピードに工夫したり,質問もしていた。とてもよいコミュニケーションを見ることができた。

技術的な制約など色々とあるとは思うが,テレビ会議でのコミュニケーションは,子どもの成長につながると私は思う。是非継続的な交流が実現すると良いですねということをコメントさせていただいた。どのようにICTを使うかというのは,学校の事情により色々とある。ちなみに,同校において,今特に肯定的に評価されているタブレット端末の活用は,水泳の技術の振り返りと改善だそうである。

小規模校ならではの温かい雰囲気に包まれた,とてもよい学校であった。

大阪の学校について学ぶ(大阪市立堀江小学校)20150630

大阪にやってきて,半年が過ぎた。一応地域や学校を重視するスタンスの研究者であるつもりではあるけれども,これまで実習の挨拶以外に大阪内の学校へ行くことはなかった。(ただ,実習挨拶で行った学校は10校を越えると思いますが・・・)

大学院での活動を通して,大阪市立堀江小学校が授業公開をするという情報を得たので,訪問をした。ちなみに,本校は大阪市ICT活用モデル校であり,かつ本年度からパナソニック教育財団の特別研究指定校となっている。何かの縁を感じずにいられないが,本当に初めて知った大阪での授業公開だったので迷うことなく参加をした。もちろん,どのようなICT活用が行われているかについても興味を持って参加した。

本年度からはじまったパナソニック教育財団の取り組みとしては第1回目の公開だったという。永田先生@兵庫教育大学がずっと指導助言に入られており,この特別研究指定校のアドバイザーとしてもかかわられることになったそうだ。

本校は,総合的学習でのICT活用についてこれから研究を進めていくそうだが,この日は教科学習の公開が行われた。各学年の1クラスが2時間に分散をして公開をしていた。マンモス校で,本年度から加わった先生方も多いそうであるが,今までやってきたことが,うまく引き継がれていて,シンプルなICT活用となっていた。授業が手堅く,一斉指導の割合が高いようにも感じたが,今後さらに成果が望める学校のように思う。授業設計としては,ルーブリックの活用に力を入れていくそうだ。今後の取組が楽しみである。

先生方は着実に,まじめに取り組まれていた。もう少し大阪の学校を色々と拝見し,勉強をしていきたい。

大学院説明会

 

大学院説明会のため,柏原キャンパスへ。今日は大教大のふたつの研究科が対象となっている。こじんまりしたものかと思っていたら,全体会場はびっしり。やまおとたまごどりも来ていた。

yamaokaijyo

全体会が終了した後,別会場にて連合教職実践研究科の説明会。質問が相次ぎ,その後個別対応もしたこともあり,予定されていた時間をオーバーするほどであった。ストレートマスターの参加が中心かと思っていたが,現職教員の参加も多かった。今日の説明会をきっかけに,さらに関心を持っていただければと思う。

なお,7月11日(土)夕方に天王寺キャンパスにて連合教職実践研究科単独の説明会が行われる予定である。その翌週は3日間,授業が公開される。別途お知らせするが,関心を持たれている方は参加されたい。