天王寺キャンパスで連合教職実践研究科の説明会が行われます

先日,柏原キャンパスで大学院説明会が行われたが,今度は私たちの本体の天王寺キャンパスにて,連合教職実践研究科の説明会や授業公開が行われる。

説明会は7月11日(土)16:30~18:30(受付開始16:00)。私は欠席の予定だが,今回の説明会では現地での学習環境を見ることができる。また,次の週の14日から16日は授業公開が実施される。申し込みが必要となるので,興味を持たれた方は以下のサイトを参照されたい。

情報源: 連合教職実践研究科 ― 説明会情報|国立大学法人 大阪教育大学

大阪の学校について学ぶ(大阪市立堀江小学校)20150630

大阪にやってきて,半年が過ぎた。一応地域や学校を重視するスタンスの研究者であるつもりではあるけれども,これまで実習の挨拶以外に大阪内の学校へ行くことはなかった。(ただ,実習挨拶で行った学校は10校を越えると思いますが・・・)

大学院での活動を通して,大阪市立堀江小学校が授業公開をするという情報を得たので,訪問をした。ちなみに,本校は大阪市ICT活用モデル校であり,かつ本年度からパナソニック教育財団の特別研究指定校となっている。何かの縁を感じずにいられないが,本当に初めて知った大阪での授業公開だったので迷うことなく参加をした。もちろん,どのようなICT活用が行われているかについても興味を持って参加した。

本年度からはじまったパナソニック教育財団の取り組みとしては第1回目の公開だったという。永田先生@兵庫教育大学がずっと指導助言に入られており,この特別研究指定校のアドバイザーとしてもかかわられることになったそうだ。

本校は,総合的学習でのICT活用についてこれから研究を進めていくそうだが,この日は教科学習の公開が行われた。各学年の1クラスが2時間に分散をして公開をしていた。マンモス校で,本年度から加わった先生方も多いそうであるが,今までやってきたことが,うまく引き継がれていて,シンプルなICT活用となっていた。授業が手堅く,一斉指導の割合が高いようにも感じたが,今後さらに成果が望める学校のように思う。授業設計としては,ルーブリックの活用に力を入れていくそうだ。今後の取組が楽しみである。

先生方は着実に,まじめに取り組まれていた。もう少し大阪の学校を色々と拝見し,勉強をしていきたい。

プロフェッショナル・ラーニング・コミュニティによる学校再生

以下の様な本を見つけたので,読んだ。分担者となっている科研費の研究で,PLCに関連する研究に取り組んでいるためである。

本書は今日,教師教育において重要な概念のひとつとなっているプロフェッショナル・ラーニング・コミュニティ(専門的な学習共同体)について,論じられている。それを支える背景理論,PLCから見た日本の授業研究の特徴,さらに学力が高いという報告が出ている秋田県や福井県についてPLCの視点から著者なりに分析・考察をしている。

150ページ弱とそんなに分量はないのだが,内容は盛りだくさん。共通して,PLCの視点から見た時に,日本の学校で行われる授業研究には効果や意義が認められるということについてメッセージを発している。多角的に論じられており,大変勉強となった。

本書の主軸となるのはPLCという新しい視点であるが,本書の前半には,教師の成長や専門職としての教師の立ち位置のことについても触れられている。基本的なことから勉強できる。その中で,教員の集合研修の成果を分析した先行研究が取り上げられていた。こうしたことが研究なされているのはすごいなと思った。ちなみに生徒の学力向上としては,効果は見られないということ。それよりも学校を基盤としたものが効果があるという記述が多く見られるのだそうだ。研究と実践,それぞれの方面から,自分がどのように関わりながら取り組めばよいのかについて,考えさせられた。

大学院説明会

 

大学院説明会のため,柏原キャンパスへ。今日は大教大のふたつの研究科が対象となっている。こじんまりしたものかと思っていたら,全体会場はびっしり。やまおとたまごどりも来ていた。

yamaokaijyo

全体会が終了した後,別会場にて連合教職実践研究科の説明会。質問が相次ぎ,その後個別対応もしたこともあり,予定されていた時間をオーバーするほどであった。ストレートマスターの参加が中心かと思っていたが,現職教員の参加も多かった。今日の説明会をきっかけに,さらに関心を持っていただければと思う。

なお,7月11日(土)夕方に天王寺キャンパスにて連合教職実践研究科単独の説明会が行われる予定である。その翌週は3日間,授業が公開される。別途お知らせするが,関心を持たれている方は参加されたい。

 

実習リフレクションミーティング

連合教職実践研究科においては,教育実践力開発コースを担当している。ストレートマスターと言われる,学部を卒業し,そのまま大学院に入ってきた院生たちである。この6月期に初の実習となる基本学校実習Ⅰがスタートした。2週間,集中的に実習を行っている最中である。今年度の予定としては,観察実習が行われている。

担当教員は,実習期間中に必ず実習校に訪問をし,実習生から現状を聞き,今後の学びを考えていく場を用意している。これをリフレクションミーティングと言っている(通称個別RM:RMは他にもあるが,これはまた別の機会に書く)。現在,3名の院生の指導教員となっているので,先週,今週,彼らが所属する学校へ訪問をし,取り組みの様子を見たり,話を聞いたりしている。初めての取り組みながら,院生はそれぞれの形で頑張っていることを確認し,今後の取組についてコメントしたり,ともに考えたりした。ただまずは,各実習生には最後まで体を壊すことなく元気に過ごしてほしいということ,ボチボチとやっていけば良いと思う。

一方,学校や院生から色々と話を聞いてみると,いくつか課題がある。しかも,それはひとつの課題ではないように思う。院生全員が,あるいは特定個人の院生がよりいっそう学びを深めるにはどのような環境設定が必要かということを色々と考えながら,学校へ訪問をしている。もっと周到な準備をするだとかのレベルの話ではない環境設定が求められていると思う。実に,難しい。私自身の今後の実践研究活動も問われていくことになるだろう。

大学院ー院生ー学校が一体となり,かつそれぞれの取組みが充実させることのできるような実習を考えていきたい。初めての取り組みながら,実習をお引き受けいただいている大阪府内の各校にお礼を申し上げたい。