「仕事」カテゴリーアーカイブ

日本教育工学協会「学校情報化認定」サイト

先日京都で行われた日本教育工学協会全国大会において,「学校情報化認定委員会」が発足した。これは,以下のように学校における情報化推進や基盤整備を積極的に行っている学校に対し,認定や表彰を行うというものである。

この度,私も西日本担当の委員(広い!)として関わることになった。是非一度サイトをご覧いただき,ユーザー登録や学校情報化診断システムをご活用いただければと思います。

日本教育工学協会(JAET)は,学校情報化優良校の認定申請を2015年1月より受付ます。
学校情報化認定システムは,学校情報化診断システム内で12月から稼動する予定です。学校情報化認定システムが稼動する前に,学校情報化認定の申請に必要な学校情報化診断システムへの登録,自己評価は可能です。

引用元: 学校情報化認定.

愛和小学校の実践研究の発展

昨日,多摩市立愛和小学校を訪問した。同校は本年度からパナソニック教育財団の特別研究指定校となっており,財団から派遣されている専門委員であるアドバイザーが私である(おそらく,専門委員の中ではもっとも遠くに住んでいると思うのだが・・・)。同校は,児童ひとりに1台のiPad配布を実現している学校であり,今後の1to1 computingを考えていくには,たくさんのヒントが得られる学校である。
訪問の際は,できるだけ他の場面も見て,同校の実態を把握するように努めている。午前中は,各クラスの取り組みをまわって様子を拝見した。iPadがすでに日常的に馴染んでいる印象を受けた。あるクラスでは,ドリル的なアプリの利用は,時間的に減ってきたという。はじめは入りやすいが,そこにとどまっても仕方ない,ということだろう。LEGOやダブルダッチの取り組みも見せていただいた。両者には外部から講師が派遣されている。LEGOは5年生ははじめての取り組みだったというが,みるみるうちに慣れてくる様子が見て取れた。続ければ,かなり高度な取り組みになっていきそうだ。

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午後の算数の研究授業は,正三角形や二等辺三角形の概念を理解するというものであった。あるLMSを活用し,三角形の分け方を検討させ,そのカテゴライズしたものにネーミングをしていくという内容であった。なお,授業参観をしている多くの教師はiPadを持ってきて,同じLMSを活用し,授業の進度に応じて「いいね」「?(改善の必要あり)」のボタンを押して,後の事後検討会のためのデータとしていた(これは前日に発生したアイディアであった)。いわゆる,運勢ライン法による授業評価となっていた。
授業後の検討会においては,表示された各授業場面でのデータに基づいて,数名が意見を出し,議論されていた。取り組み自体に改善の余地があるかも知れないが,授業だけではなくこのような場をしかもICTを活用して実施しようとする前向きな姿勢を評価したいと思う。

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私の授業後の助言としては,協働学習のひとつの型としてはあっても良いと思うが,ひとつのパターンに落とすのではなく,型としては質的に改善を図りつつも,他に探索して欲しいということ,校内研においてはそういう提案性をもった授業にしてほしいということ,今までの授業観にとらわれ過ぎないことも必要であることを指摘したうえで,協働学習について少しお話した。1年目の中盤として,思っていたよりもハードルが高いことを話したように思うが,それは本校に対して期待も持っているということである。これからどのように貼ってしていくのか,楽しみである。
なお,同校の取り組みをご覧になったことがない方には,訪問を是非オススメしたい。11月22日に公開研究会が行われる予定である。
http://schit.net/tama/esaiwa/?page_id=117

日本教育工学会SIGセッション「教育の情報化」

まもなく開催される日本教育工学会全国大会では,今回から新しい取り組みとして,SIGセッションが実施されることになっている。これまでの課題研究での取り組みを発展的に解消し,年間にわたって研究活動を行っていくグループが,6つ立ち上がる。

私はそのうちひとつの「教育の情報化」のコーディネータに名前を連ねている。代表者は豊田先生(和歌山大学)。豊田先生が1日目のトークセッションに登壇され,このSIGで取り組みたいことについてお話いただく。3日目のSIGセッションでは,これから取り組んでいきたいことについて,参加者の皆さんと話し合うことになっている。研究者だけではなく,初等中等教育の現場の先生とともに,協力して研究を進めていくことができるようなグループになればと思うし,ここで新しい出会いができればなと思う(そのような意味で,原稿には「実践研究活性化」ということを書かせていただいた)。

学会へ参加される方は是非,このSIGに参加をしていただければと思います。まだこれからなので,みんなで話し合いながらともに作り上げていきましょう。

情報活用能力の育成をめざす授業についての研修(諫早市立西諫早中学校)

昨日,諫早市立西諫早中学校を倉田先生と一緒に訪問した。同校は長崎県のICT活用モデル校である。色んな人と縁があり,この度訪問することになった。

同校はICT活用モデル校で,電子黒板が常設されている。その実践研究の過程で,県教育委員会から,情報活用能力育成に資する授業研究を進めて欲しいという依頼があったそうで,情報活用能力についての意義の共有をこれまで進めてきたと聞いている。それに加え,私が授業デザインの立場から,こうした授業を作るにはどうすればよいかという研修を行った。なかなかハードルの高い課題だと個人的に考え,悩んだ。

理論的なものの背景としては,稲垣さん(東北学院大学)が力を入れている,情報活用型授業を参考にさせてもらった。かなり参考になったので,大変助かった。
情報活用型授業を深める会 | つくろう!情報活用型授業.

当初はここで公開されているものを下敷きとして,研修を行うことを想定したが,私が説明して短時間で意味の共有を図るのは難しいと考え,以下の様なワークシートを作ってみた。
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実際,これを活用しながら授業を考えることをしたが,中学校で教科特性がある中で,想定通りの高いハードルを課すこととなった。ただし,作業を進めていくことで,教科内の共通理解が進んだこと,教科ごとによる重要視する場面の違いが少し見えてきたこと,言語活動として発信を重視する点がとりあえずの基本形になりそうなことなどが見えてきた。

自分としてまったくやったことのない形の研修だったので,授業づくりについていつもとは違う角度から考えるのによい機会となった。同校は2学期以降,4回の授業研究会を通して全教員が授業を公開していくことになるが,できれば一度訪問し,どのような授業となるのかについて参観させていただければと思っている。

私の後は,倉田先生が情報モラルについて講義をされた。このコンビで進めるのは今回3度目となるが,いつも巻き込んでしまい申し訳なく思う。情報モラルはまた今後県全体で関心の高いテーマとなっていくだろう。最近情報モラルは不勉強なので,このように専門的に担当していただける先生がいらっしゃるのは大変良いことで,アサーションの話を始めとして,私にも良い勉強の機会となった。

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連絡調整を担当して:日本教育工学会 第30回全国大会 (岐阜大学)

本日は,休暇明けの初日であるが,日本教育工学会第30回大会のプログラム等の確認や連絡調整に時間をとった。今回からSIG(Special Interest Group)を立ち上げるにあたり,色々と変わることが多く,大会企画委員会(なかでも幹事の方々),学会事務局にもご心配をお掛けしている。こういうことを担当してはじめて,先輩の先生方のご苦労を知ることになった。

当日まで色々とご迷惑をお掛けするかもしれませんが,どうか温かい目で見ていただければ幸いです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。9月に岐阜でお会いしましょう。

日本教育工学会 第30回全国大会 (岐阜大学).