愛和小学校訪問(20150610)

パナソニック教育財団特別研究指定校の多摩市立愛和小学校を訪問した。指定校としては2年目(最終年度)となる。昨年から継続し,訪問をしている。

昨年度から見ると,学校を支える体制が改善されていた。3年生以上には教科担任制が導入されている。カリキュラムにも手直しが加えられていた。研究主任も変更となった。校長が主導権をとっていた点が,少しずつ変わり始めている点も確認した。他の先生方の振る舞いも変わってきた。1 to 1が定着していくためには,授業そのものだけではなく,こうした学校システムを改めてどのようにしていくかも考えないといけない。同校はその点を視野に入れている。ただし,このことをどう外部に伝えていくかが課題に残る。

午後から授業研究会が行われた。はじまる前に私が危惧していた点は,他の先生方の積極的な発言により問題点として浮き彫りになったので良かったと思う。授業研究会が今後形を変えても発展していけるように,教科を越えた点で,いくつかアドバイスや授業者とのやりとりをさせていただいた。それは一言で言えば,アクティブラーニング的な授業のデザインなのだと思う。

なお,同校は6月27日に公開研を開くことになっている。もし興味を持たれた方は,こちらを参照してみると良いと思う。

6月21日(日)に大学院説明会が開かれます

6月21日(日)大阪教育大学柏原キャンパスにて,大学院説明会が開かれる予定です(13:00から受付開始,13:30から開始)。

天王寺キャンパスにある連合教職実践研究科も,この時は柏原にてブースを持つことになります。よってこの日は,その環境を見ることはできませんが,各種質問については受け付けることができます。

この日は,修士課程を持つ教育学研究科の説明等を受けることができるので,もし教育学研究科と連合教職実践研究科で進路を悩んでいる方については,この説明会に出席すると,両方の情報が聞けるということになります。

詳細は,以下のWebページをご覧ください。事前申込みが必要です。

情報源: 大学院説明会|国立大学法人 大阪教育大学

教育の情報化の普及研究に取り組む(尼崎市立教育総合センター)

尼崎市立教育総合センターを訪問した。大阪に来て,はじめての近隣の仕事(兵庫県だけれども)。本年度の同センターの研究部会の開始の式であった。

私は,教育の情報化に関わる2グループの指導助言に関わる。ひとつのグループは校務の情報化。同市にはある校務情報化の支援ソフトが導入されているが,その普及度合に差があるため,それを広く普及させていこうというもの。もうひとつは,ある会社の学習支援ソフトの活用を対象にしたもの。これも同市に昨年度導入されたが,その普及啓発を図っていこうというもの。

本日はこれから取り組みを進める前段の会,という位置づけであった。ふたつのグループの研究対象は異なる。ただし,それぞれ多機能で便利な点がいっぱいあるけれども,普及を進めるためにどのようなステップを取ればよいか,キー活用は一体何なのか,未経験の人や学校にその良さを伝えていくにはどうすればよいかなどを考えないといけないという点は,似ていると思った。教育の情報化という視点から見て,その普及を考える際には不可欠な視点だと思う。

本日を皮切りに,同市には3度程度足を運ぶ予定だ。近くでもあるし,関西でほぼ初めての仕事となるので,よい貢献ができればと思う。

アドバイザーとしてのコメントを執筆:平成26年度1~3月活動報告|多摩市立 愛和小学校 |第40回特別研究指定校|ICT教育を助成するパナソニック教育財団

パナソニック教育財団の専門委員として,特別研究指定校である多摩市立愛和小学校を担当し,2年目に入った。今年度は,少し遅いが,来月本校を訪問する予定である。

1年に3回,同校のレポートと私のコメントが掲載される。昨年度最後の報告が掲載されたようだ。私本人としては,その時のまとめもあるので,結構ポイントをおさえて書いているつもりだ。リンクは記事の下においたので,ご覧ください。

総括すると,1年を通して,ひとり一台環境が定着してきたように思う。2年目はそのバリエーションが広がるとか,新たしい提案があるとかいう部分に期待したい。1年目はそこにつながるような学習観が共有されていなかったように思う。2年目のさらなる飛躍を期待したい。

ところで,同校へいくと,いわゆるEdtech関係の本当に色んな人と出会う。毎回行ったらどなたかがおり,毎回同じというわけでもない。こうした方たちと協働を重ね,新しい実践を生み出している同校は,狭い意味でのICT活用というよりも新しい学校経営のモデルを創っているといえる。お近くの方は研究会等で一度訪問することをおすすめしたい。是非見ておきたい学校だ。

多摩市立愛和小学校はパナソニック教育財団の第40回特別研究指定校です。「タブレットPCの日常化が拓く新たな教育Styleの創造 ー学びの環境(授業、教師、地域)のRe-designの試みを通してー」という研究テーマに取り組んでいます。このページでは平成26年度1月~3月の活動報告を掲載しています。

情報源: 平成26年度1~3月活動報告|多摩市立 愛和小学校 |第40回特別研究指定校|ICT教育を助成するパナソニック教育財団

やっぱり,そうだよね・・・。本「できる研究者の論文生産術」

わらにもすがりたい思い?(苦笑)で「できる研究者の論文生産術」という本を読んだ。

本書は,書くことに追われている研究者が,どうすれば論文を書けるかについて論じられている。著者は心理学が専門だとのこと。

主張は明確。色々と言い訳があるけど,そのための時間をきちんと取り,習慣化していくということである。(はい,そうですよね。)こうしたことについて心理学的立場から解説しながら,実際にどうするのかが述べられている。

本書は,それにとどまらず,論文の書き方の作法(著者はアメリカの人なので,英語論文のことになるが),投稿をどうとらえるか,書籍の執筆なども書かれており,その考え方が述べられている。タイトル以上のことが色々と学べる。基本的に自分の考えと似ている点が多く,やはりそうだよねと思った。

印象的だったのは,リジェクトについてどうとらえるか,という部分があり,「リジェクトされてもともとだと思った方が,良い原稿が書けるかもしれない」(p121)とあった。

こんなことを書いていると,「あれはどうなったの」「これはどうなんや」「書いている場合か」と聞かれるかと思いますが,頑張ります。ハイ。