日本教育工学会若手の会

私が所属する日本教育工学会は,今年度は9月21日から23日にかけて,東京の電気通信大学で実施される。この2日目に実施される若手の会も,もはや恒例の取り組みとなった。今年度も開かれるのだそうだ。
私はここしばらくは参加をしていないが,この会を通してたくさんの人と出会うことができた。学会が初めての方も気軽に参加できるので,興味がある方は参加をしてみてはどうでしょう。
以下,案内文です。

——————————-
JSET若手の会の皆様

こんにちは!早稲田大学の森裕生と申します。

日本教育工学会 第31回全国大会の開催に伴い、
今年も学会期間中に例年実施しております自称若手研究者を中心にワカモノ飲み会を開催させていただきます!

今年の幹事団代表として森裕生(早稲田大)が務めさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

自称ワカモノタチの大宴会2015への参加申込はウェブサイトからお申し込みをしていただければと存じます。

■日時
9月22日(火) 開場(受付開始)20:30 開始21:00(23:00終了)
■場所
千年の宴 新宿西口駅前店
〒160-0023
東京都新宿区西新宿1-15-2
第5オムニクスビル5F
・JR 新宿駅 徒歩4分
・京王線 新宿駅 徒歩4分
・小田急線 新宿駅 徒歩4分
TEL 03-5381-1288
■会費
社会人 3500円 学生 2500円
■ウェブサイト
http://labs.m-mode.net/jset_wkmn/
※地図もあります
■申し込み方法
Webサイト「申込みフォーム」からお申し込みください
■参加資格
自称ワカモノ!であればOKです。
教育工学会がはじめてで知り合いがいない、という方もご参加下さいませ。
知り合いがぐんと増えますよ!

なお、ワカモノの大宴会は有志のボランティアによって運営されています。
不手際などあるかと思いますが、ご理解いただければ幸いです。
■情報発信中!
Facebook
https://www.facebook.com/JSETwakamono
■幹事団

幹事代表:
森裕生(早稲田大)

副幹事:
福山佑樹(東京大)

総務:
時任隼平(関西学院大)

会計:
遠海友紀(京都外国語大), 仲谷佳恵(東工大)

Web管理:
伏木田稚子(首都大)

受付:
山本良太(東京大),杉山いおり(東工大)

誘導:
池尻良平(東京大), 河合道雄(京都大), 澄川靖信(東京理科大), 黒田友貴(追手門学院大), 網岡敬之(早稲田大)

名古屋市の先生方の情報教育の取り組み

8月も半ばになった。この2,3週間外部での仕事が多く,ここに書く心の余裕がなかった。

実は,8月の初めから名古屋市教育センターの制度による派遣で,小学校の先生を大学でお引き受けしていた。情報教育の取り組みとして,子どもに統計的なグラフを読み取らせ,根拠を持って意見文を書かせるような教育実践研究を考えておられ,この数日間2学期以降の授業実践の計画に取り組まれていた。いつもより時間がある中で,授業について振り返り,構想をされていた。名古屋市にあまりタブレット端末が導入されていないこともあり,アナログな方法なのであるが,情報活用能力の育成に視線が注がれている今,とても重要な取り組みのように思う。インストラクショナルデザイン的に見れば,認知的方略をどう育てるかということになり,今後学校教育において重要な課題となると思う。

本日は別途,名古屋市から研修員の先生が来られた(こちらの制度では私は1日限りのアドバイザー的な立場であるが,3年連続でお引き受けしている)ので,お二人の課題について,私を含めて3名で議論をした。私自身も授業設計の研究を考える上で大変勉強になった。なお,こちらの先生は,今度はとある著名な先生(?)のところにも訪問し指導を受けるのだそうだ。先生方の取り組みはいずれも興味深いもので,今後同市の情報教育の取り組みには注目をしていきたい。

残念だったのは,私の都合で,飲み会が連続でキャンセルになっていってしまったということ。また,もっと学生とも関われるような形を作ってあげられればよかった。できれば,その授業計画がどのような形になったのか,参観する日がくればいいなと思う。I先生,約2週間の滞在お疲れ様でした。

教職大学院基本学校実習Ⅰリフレクションミーティング(20150725)

教職大学院では,10単位の実習科目が課されているのが,大きな特徴である。この実習をどう進めるかが,大学院のひとつのポイントになっている。本大学院では,すべてのセメスターにおいて,実習が課せられている。

前期も終わりに近づいており,この度,その振り返りとなる全体でのリフレクションミーティングが実施された。37名の大学院生が2グループに分かれて,ポスターセッションを行った。ポスターの提出締め切りが7月初旬で現職,ストレートとも丁度忙しい時期にもあたり,大学院生たちはおそらく大変な日々を過ごしたと思うが,いずれも充実した発表になった。

私は実習部会ととして,準備や当日の進行に携わったが,少し配慮が行き届かずカバーしていただいたところもあった。しかっし,概ね想定していたとおりに進めることができたと思う。大学院生の勤務先や実習校の先生方をはじめ,外部からの参加者がかなりいらっしゃり,土曜日なのに本当にありがたいことであった。

この日の取り組み自体は大変好評であったが,来年度は人数が倍に増えるので,どうするかを考えていかなければいけない。その前に,後期に行われる実習の分はどうするかなど,相変わらず課題は山積している。まあとりあえずはよしとしよう。初めての実習,初めてのセメスターの終わりを迎えようとしている。あと,少し。

学校研究を一歩ずつ進める(大阪市立城陽中学校)20150707 and 20150714

大阪市教育センターが進めるスタンダード授業モデル作成の指定校である,大阪市立城陽中学校からお声がけいただき,同校を訪問した。このモデル校は,市内に幾つかあり,それぞれの学校に応じた課題設定がなされるが,同校は,生徒の主体的な取り組み,いわゆるアクティブラーニング的な授業の実施を目指している。2年間の取り組みが始まったばかりである。
これまで,2度訪問をさせていただき,授業を拝見したり,研究推進の中核を担っていく先生方とお話をさせていただいたりした。生徒は活発で発言する。これまで色々と中学校を見てきたが,その活発さに驚いた。この生徒の状態から,協働学習的な環境ではやり方によっては,大きな成果を収める可能性を感じた。
とはいえ,研究組織の構築はこれからだ。一歩ずつ進めていける支援ができればと思う。大阪市内の中学校に初めて行ったが,学校名からしても縁のある学校である(私は,京都府の城陽市出身なので)。

1対1のテレビ会議の授業(備前市立三国小学校)20150708

先日,備前市立三国小学校を訪問した。同市は全校でタブレット端末の導入を計っており,そのうちの1校に訪問することになった。全校児童は,5名。これまで私が訪れた中では最小規模となる。

私が参観をした授業は,1年生の生活科。1年生はひとりである。同じ市内の離れた学校(こちらも1年生でひとり)とテレビ会議を行い,双方が準備をしていた自己紹介を行った。ふたりの授業,ということになる。周りには,たくさんの大人。緊張したに違いないが,児童は準備をしたことについて,本当に頑張って発表をしていた。準備をしっかりしたのもあったけれど,先生が授業冒頭において「気をつけること」を確認していたことに基づいて,話すスピードに工夫したり,質問もしていた。とてもよいコミュニケーションを見ることができた。

技術的な制約など色々とあるとは思うが,テレビ会議でのコミュニケーションは,子どもの成長につながると私は思う。是非継続的な交流が実現すると良いですねということをコメントさせていただいた。どのようにICTを使うかというのは,学校の事情により色々とある。ちなみに,同校において,今特に肯定的に評価されているタブレット端末の活用は,水泳の技術の振り返りと改善だそうである。

小規模校ならではの温かい雰囲気に包まれた,とてもよい学校であった。