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ハイブリッド型授業のセッティング

大阪教育大学では,後期に「ハイブリッド型授業」というのを一部の授業で試みることになった。半分は教室にいて対面で,半分は教室外にいて,ZOOMにアクセスをする。環境を自分で構築する必要があるので,とりあえず,次のように準備をした。

写真の手前には,ホストPC。これをiPadにつなぐ。Epoccamというアプリを用いて,iPadで映している教壇の映像を配信(PCの画面に配信している映像が少し映っている)。このホストPCには,ヤマハのマイクをつなぎ,マイクはもちろん,スピーカーの役割も果たしてもらう。教員はハンドマイクで話すと,そこそこの大きさでZOOMを通して伝わるし,広い教室でも大丈夫。

写真の左端中段には,小さくPCが写っているが,これは教員がパワーポイントを提示するためのスライドである。このPCからもZOOMへアクセスする(ただし,マイク及びスピーカーはミュートにしないとハウリングを起こすので注意)。この教員用PCから画面共有をして,ZOOMからアクセスする人に伝えることができる。教員用PCの画面は,HDMIを通してプロジェクタにつないでおくと,教室での対面受講者に対応できる。

今まで持っている機材で対応した。iPadのスタンドは事務で借りている。新たにかかった費用はEpoccamアプリの有料版980円のみ。

学会でもらえる意見は貴重

科研の研究グループで会議を行った。先日,関連する発表を学会の全国大会で行ったので,どのような質問を受けたか,などを中心に簡単に振り返った。

自分たちだけのグループでは,特に疑問にならないことでも,発表をしてみると「なるほど,そういう視点があったか」という気付きがある。また,自分たちは,他の人もわかって前提として共有しているだろうと思ったことが,案外そうではないこともある。

オンラインの学会で,対面での色んな話や日常の情報交換がなかった分,改めて学会という場の重要性に気付かされた。

日本教育工学会(オンライン)に参加

先週末,日本教育工学会全国大会に参加した。オンラインでの開催。昨年までは委員でもあったため,4泊や5泊をした出張でもあった。このような開催形式になって,個人的には大変ありがたかった。

ポスター形式での発表であった。発表の様子は画面の通り同時双方向では,ZOOMを活用し,非同期的にはjamboardを活用することになっていた。画面では,自分のポスター画面をZOOMで共有しつつ,来てくれた人とディスカッション。boardへの書き込みも見ながらであった。

ポスター形式での発表であった。発表の様子は画面の通り同時双方向では,ZOOMを活用し,非同期的にはjamboardを活用することになっていた。画面では,自分のポスター画面をZOOMで共有しつつ,来てくれた人とディスカッション。boardへの書き込みも見ながらであった。途中質問に対応するために,もとのデータも見ることができてよかった。

ZOOMでの交流は,普段と同じぐらいか,やや少ないぐらいであった。若い院生の人からも質問をもらったし,最後の方は近い世代の人達でメンバーがだんだん濃くなっていっていたような気が・・・。どこを切り取って研究をするのか,何を発信したら良いのか,いくら経験をしても難しいものだなと感じた。

はじめてオンライン懇親会も出席(いわゆるZOOM飲み会未経験者)し,色んな経験をさせてもらえた。サッポロビール園に行けなかったのは悔やまれるが,参加しやすい学会だった。運営が本当に素晴らしくて,みなさん体力的に大丈夫だったかな・・・とちょっと心配。

  1. 寺嶋浩介・泰山裕・時任隼平・藤井佑介(2020) ICT推進リーダーの普及に資する行動の分析 研修転移場面に着目して『日本教育工学会 2020年秋季全国大会講演論文集』pp.239-240.(オンライン,2020年9月12日)
  2. 時任隼平・藤井佑介・寺嶋浩介・泰山裕(2020) スクールミドル育成を目的とした教員研修と教員文化に関する考察『日本教育工学会 2020年秋季全国大会講演論文集』pp.387-388.(オンライン,2020年9月13日)

自治体ごとの「教育実践事例集」,必要か?

何か新しい教育実践を試みようとすると,これから取り組む学校の先生方のために,「実践事例(集)が必要です」ということになることが多い。そして,それを作成するのに労力を割くことになる。もちろんそれがないなら作ることにしたらよいのだが,文科省や他の地域において公開されていることも多い。

仮に自治体で事例集を作る際は,メリットがどのような点にあるかについて考えることが必要だと思う。1つ目としては,研修(教育)方法のひとつとして,事例集を作ることを通して理解を深めていく,というように,作ることそのものが作成している人にとって,効果をもたらすと想定される場合だろう。

2つ目に,読み手にとっては,自身の自治体で同じ環境の先生が,教育実践を進めているということを知り,似た環境にあるので参照しやすいというメリットが有る。ただ配布するだけではなく,それを読んでもらうための活用をどうするのかも考えることが必要だと思う。

先日の研修においては,過去に行われた3年間の成果となる冊子を,研修の活動の中で利用をする形をとった。事例集として発行しても,それが活用されないと意味がない。ただ発行されました→見ましょうだけではなく,どのようなところで活用していくかを構想するところから考えるのが良いのかもしれない。

集合型初任者研修でのコミュニケーション

ある自治体の初任者研修を担当した。担当の先生に事前にうかがったところ,本日がはじめての集合研修になるという。今まではオンラインで展開されていたということだ。所属校でのつながりとは別に,横のつながりが期待されて初任者研修が行われているところもある。先日話した修了生の初任者も,自分の不慣れな地域に赴任したにも関わらず,このようなコミュニケーションがないことについて残念がっていた。

割り振られたテーマに関しての研修ではあったが,できるだけ受講者間でコミュニケーションをとってもらうように配慮した。とはいえ,一番盛り上がっていたのは,休憩時間。私はそばに寄らず耳を傾けていただけではあったが,自校の学校のことなど,様々な状況について話をしていた。

研修の内容についてはご期待に添えたかどうかわからない(?)が,受講生間のコミュニケーションには一役買えたと思う。担当の先生方は今の状況を本当に心配されており,とりあえず集合研修ができたことについて,ホッとされていたように思う。私としても,担当の先生方がいろいろなことに気を遣われていることがよくわかった研修の場であった。

先生方にとっての日常も早く戻りますように。