仕事場が変わった

仕事上,今年1年で最も変わったのは,自宅で仕事をする機会が増えたということだろう。そのようなことが求められる事態になったとき,実はかなり戸惑った。これまでほとんど自宅で仕事をしたことがなかったからだ。テレビ会議などを推奨する割には,仕事の場所には自宅は入っていないのだった。

そんな中,少しずつ環境を整えてきて,自宅仕事の時間が増えた。実際にやってみると通勤時間の分も仕事に充てることができ,少しは効率を上げることもできたのではないかと思う。体調を整えることにもつながった。一方,職場と同じように仕事ができないこともわかってきた。

変わっていく環境に対して,いかに自分が適応していくか・・・その重要性を感じる1年であった。

4度目のオンライン研究会(日本教育工学会研究会)

担当理事を務める日本教育工学会研究会は4度目のオンライン開催。実は現地会場は古巣の長崎大学だっただけに,行けなくて残念。1年以上前から楽しみにしていたのに・・・。

別の会場係だったのだが,他の会場で,以下の発表があった(はず)。
時任隼平・藤井佑介・寺嶋浩介・泰山裕(2020) 英語科教員研修で得た成果の転移に関する調査『日本教育工学会研究会報告集』JSET20-4, pp.171-174.(2020年12月12日)

会場係をしているので,ひとつの会場に張り付きながら,1日を過ごした。自分が普段なんとなく考えていることが研究化されておりヒントになったこともあるし,新しく研究としてやってみたいなあと思うことなどがあった。

しかし,朝から夕方まで画面とにらめっこはかなりつらい・・・。少し空いて次回は5月。どうなるだろうか・・・。

学校の対応に感謝

この2週間程度,大阪府内の新型コロナの影響がまた厳しくなってきた。

これに伴って仕事上,どう行動するかは色々な考えがあり,判断に迷うところである。ただ私は,学校に勤務をしたり実習を進める院生が多く集まる場で指導をしている立場ある。自分だけではなくひいては多くの学校等に影響することを考えて,一般よりも比較的慎重な対応をとっているつもりである。

この2週間の間に,いくつか予定されていた研修等があった。いろいろな意見があるとは思うが,対面で予定されていたものの多くはZOOMを活用したものにさせていただいた。多くは予定通り進めることができた。

私がそうした希望を出したことにより,担当者の方に負担を強いたことにはなったが,私の希望をお引き受けいただいたことに感謝申し上げたい。

講義と実践をつなげる

教職大学院において,「理論と実践の往還」というようなことがよく言われる。講義等で学んだ理論を実践に活かしたり,実践から振り返ったことを理論と紐付けたりするというのがその趣旨となる。

しかし一方で院生の実習や実践課題研究の取り組みについて院生はなにかの理論を出しては来るが,それが講義に紐付いたものかどうかがよくわからず,本当に講義が役に立っているのかな・・・役に立つ講義にすればどうすればよいのかというのを長らく考えていた。

先日の院生指導の場では,自分の講義だからわかったのだが,学んだことを実践に応用したり,データ分析に活かして取り組んでいることを確認することができた。また別の院生は,講義で学んだ枠組みについて適用することが課題として求められていたので,自身の勤務校や実習での取り組みを重ねて整理してみた状況を報告してくれた。こうした問題解決の過程はとても良いものだと思う。

カリキュラムとして,講義と実践がつながるように教員も考えることが必要だと思う一方,院生自らもつなげて実践研究を発展させることが必要だと改めて思った。

ZOOMブレイクアウトルームを活用したハイブリッド授業環境下でのグループワーク

ハイブリッド授業(半分対面,半分ZOOMから)も4週目に入った。セッティングや片付けも少し早くなったが,毎度何らかの小トラブルがある。授業のその場の対応になるので,原因を追求するよりもその場ですぐ代替手段を取れるかどうかが鍵のように思う。

先日は,10のテーマ別グループに分かれ,議論を行ってもらった。まず誰がどのグループか番号を指定。ZOOMに入ってきた人の名前の頭に,グループ番号をつけてもらった。ここから,10のブレイクアウトルームを作り,受講生を振り分ける。別の授業では,相当ストレスが溜まったので調べていると,参加者がブレイクアウトルームを自由に移動できるようになりましたというページを発見。これを使わない手はないと設定を変更した。参加者が該当ルームに選択して入ることができるのもあるが,各ルームへの振り分けも楽になった。このページに本当に感謝したい。最近,SNSをあまり活用していないので,みんな知っていることなのかもしれないけれど,本当に助かった。

とはいえ,対面の人たちがひとつの教室で10のグループで距離感をとって分かれることは難しいため,別の部屋を確保した。対面の人たちは各グループに分かれて,グループ内で誰か1名がPCを立ち上げ,オンラインの人とコミュニケーションをとった。教室の広さや多めに場所を確保することさえできれば,なんとかできそうで,みんなスムーズに進めることができた。あと,時間はかなり長めに取らないとさすがにこうした議論は難しい。

終了後,対面できていた数名の学生はディスカッションできたことに満足をしていたようだった。また,こうしたことができるんだ,と感想を持ってもらえたと思う。M1生で「ようやく大学院らしい授業を受けることができました」と言ってくれた人がいて,やってよかったと珍しく思えた授業だった。