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過去に行われていた研究活動

コミュニケーション能力育成カリキュラムの開発

長崎県佐世保市にて教育委員会のプロジェクトに加わり,児童・生徒のコミュニケーション能力を育成するためのカリキュラム及び教師用ガイドブックの開発を行いました。開発された冊子「コミュニケーションをはぐくむために」は佐世保市内の全小中学校に配布されました。各種メディアでも取り上げられました。全国各地から本冊子に対する問い合わせもあったそうです。

離島におけるICT活用

長崎県,沖縄県,鹿児島県は離島を多く抱える地域であり,そこでの教育を真剣に考えていく必要があります。そこで,複式学級同士の学校間交流学習などの可能性を考え,実践研究を進めています。また,離島におけるICT活用の実態把握も進めています。2006年度に3地点の交流学習が行われました。今後も継続の予定です。チーフは藤木先生(長崎大学),園屋先生(鹿児島大学),米盛先生(琉球大学)です。教師への実態調査は関山先生(鹿児島大学)と共同して行いました。

映像制作教育のためのカリキュラムおよび実践のためのガイドの開発

さまざま教科や総合的な学習の時間などを組み合わせて取り組まれることの多い「映像制作教育」を小中学校で行う際のヒントとして、学習指導要領との関係をわかりやすく紹介するためのガイドをwebおよびパンフレットの形式により開発しました。本研究は2009年度,パナソニック教育財団の先導的実践研究助成を受けて開発しました。寺嶋が代表者を務め,本研究室を中心に制作をしました。黒上先生(関西大学),内垣戸先生(福山大学)との共同研究です。

SPSSプロジェクト

日常的な普通教室でのICT活用場面の分析による教師の授業デザイン向上に関する共同研究プロジェクトで,小中学校の先生方の授業方略の一部としてICTがどのように利用されるのかについて研究しました。チーフは中川先生(放送大学)。成果はウェブサイトや雑誌「学習情報研究」の別冊として公開されています。カシオ計算機株式会社との共同研究です。

学校コンテンツ活用研究プロジェクト

児童用静止画像データベースソフト・チルドレンライブラリを活用した実践研究とその効果測定を進めます。寺嶋は効果測定を担当します。エプソン社との共同研究です。チーフは中川先生(NIME)。

マルチリンガルCALL教育の評価

京都外国語大学において,英語+スペイン語,英語+ドイツ語といった二言語同時学習の評価にかかわりました。本評価結果が生かされ,京都外国語大学では,文部科学省GPとして実践されるようになりました。

小中高一貫教育の評価

長崎県にある五島列島の一部である宇久,小値賀,奈留における小中高一貫教育の評価を行っています。文部科学省「新教育システム開発プログラム」のひとつとして指定され,長崎大学教育学部は県教育委員会に評価を委託されています。原田先生が代表者,寺嶋が実務を担当しています。

数理情報教育の開発

いわゆる文系志望が多い教育学部の中で,数学や情報教育に親しんでもらうためのカリキュラム開発を行っています。宮内香織先生(長崎大学教育学部)との共同研究です。

情報活用を支援する教材開発とそれを利用した授業実践に関する研究

情報活用能力を育成するための授業を支援する教材開発と授業実践に関する評価を行なっています。2011年度から2012年度まで稲垣忠先生(東北学院大学)を代表者とするパナソニック教育財団の研究助成を受けています。