ZOOMブレイクアウトルームを活用したハイブリッド授業環境下でのグループワーク

ハイブリッド授業(半分対面,半分ZOOMから)も4週目に入った。セッティングや片付けも少し早くなったが,毎度何らかの小トラブルがある。授業のその場の対応になるので,原因を追求するよりもその場ですぐ代替手段を取れるかどうかが鍵のように思う。

先日は,10のテーマ別グループに分かれ,議論を行ってもらった。まず誰がどのグループか番号を指定。ZOOMに入ってきた人の名前の頭に,グループ番号をつけてもらった。ここから,10のブレイクアウトルームを作り,受講生を振り分ける。別の授業では,相当ストレスが溜まったので調べていると,参加者がブレイクアウトルームを自由に移動できるようになりましたというページを発見。これを使わない手はないと設定を変更した。参加者が該当ルームに選択して入ることができるのもあるが,各ルームへの振り分けも楽になった。このページに本当に感謝したい。最近,SNSをあまり活用していないので,みんな知っていることなのかもしれないけれど,本当に助かった。

とはいえ,対面の人たちがひとつの教室で10のグループで距離感をとって分かれることは難しいため,別の部屋を確保した。対面の人たちは各グループに分かれて,グループ内で誰か1名がPCを立ち上げ,オンラインの人とコミュニケーションをとった。教室の広さや多めに場所を確保することさえできれば,なんとかできそうで,みんなスムーズに進めることができた。あと,時間はかなり長めに取らないとさすがにこうした議論は難しい。

終了後,対面できていた数名の学生はディスカッションできたことに満足をしていたようだった。また,こうしたことができるんだ,と感想を持ってもらえたと思う。M1生で「ようやく大学院らしい授業を受けることができました」と言ってくれた人がいて,やってよかったと珍しく思えた授業だった。