担当授業を振り返って(4)

第4期は最終回である。2015年度の終盤に大阪教育大学へ異動し,ほぼ4年間教職大学院での講義を実施してきた。

「教育研究方法演習」「教師力と学校力」「(基本学校・発展課題)実習」「実践課題研究」「ICT環境の活用」「学習指導の実践的展開」「教育評価の理論と方法の実践的探究」「ICT教育の推進」「授業におけるICT活用の理論と実際」「メディア・情報リテラシーの実践的展開」

この他「教育方法論」を非常勤として実施しており,未実施の予定科目として「メディア・情報教育の企画・運営」というものがある。4年の間でも,ある科目をはじめたり,その代わりある科目は終わったものもある。大阪教育大学に異動してきたときは,特にICT活用に関しては求められていなかったのだが,そうした科目を担当してきたこともあり,現在へとつながった。

本大学の教職大学院では,今まで以上にティームティーチングが求められることになった。現在これをいかに効果的に行うかがひとつの課題となっている。

4回にわたってまとめてきた授業担当経験について,ここで一旦閉じたいと思う。振り返って書いてみて,これまでやってきたことが,年月をかけて統合されていったことがわかる。またこれらの内容は研究とも大きく関係するのだなあと思う。このような形で今後進んでいくのか,第5期にあたる転換期はあるのか,また時が過ぎれば答えは出るだろう。(おわり)