ICT活用は,日常的に取り組むことが重要

美濃加茂市伊深小学校を訪問した。(日がたってしまったので記憶が確かではないが)市の小学校は全体で9校,なかには複式学級のところもあるときく。また,外国人児童も多く,大きな課題となっている。伊深小学校は,同市の中で,ICT活用のモデル校となっている。当日公開されたのはプログラミングに関する授業。参観者は児童のプログラミング技術に着目していたかと思うが,私はその授業の内容というよりも,児童がスムーズにタブレットPCを活用していること,教師が何も言わなくても対話的に進めていること,発表が手慣れており,とても上手なことなどに感銘を受けた。もちろんこれらは普段から多くの授業において子どものICT活用が進んでいることの証拠である。

学校全体で算数科を中心に積極的に取り組んでいると聞いたが,むしろ教科学習の中で,どのように取り組んでいるのかに興味を持った。質より量,というのは言いすぎかもしれないが,教育の量的な側面は軽々しく見られるものではない。そうしたことを実感した学校訪問であった。