パフォーマンス評価を通して「教科の本質」を考える

新しい学習指導要領において,主体的・対話的で深い学びやカリキュラム・マネジメントがキーワードとなっている。これらに関連した研修も多いのではないかと思う。

いずれも各教科の関連付けを意識したように思うが,その一方,もうひとつのキーワードとして,「教科の本質」や当該教科での「見方・考え方」などにも注目したい。

現在,教職大学院の評価に関係する講義において,自身の設定した単元の目標とそのパフォーマンス評価,その教科の本質を考えさせている。もちろん,このようなことは私一人でできるわけもなく,実務家教員とのTTの中で実施している。

先日は院生がまとめた当該教科の「本質的な問い」について,相互評価をしてもらったり,私から問いかけたりした。当初の予想を上回る形で彼らはよく考えいると思う一方で,それをどう表現していくか,何をターゲットとしていくかは,今後さらに議論していくことで深めていきたい。

授業は以下の書籍の第4章をベースとしている。編著者のおひとりの田村先生は,今年度から同僚となった先生。なんだか縁がある。

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