チャレンジする初任者教員(広島市立川内小学校)

広島市立川内小学校へ。この学校は,秋に開催される放送・視聴覚教育全国大会において,公開授業を行う予定である。訪問は1月以来2度目。

午前中は,いくつかのクラスをまわり,様々なクラスの様子を確認し,学校放送番組の視聴および児童の対話による活動が積極的に行われていることを確認した。特に,「しまった!」のようにスキルを育成することに力を入れている様子がわかった。

午後は,授業研究会が催された。いろんな事情があり,今回取り組んだのは初任者教員。今年度始まった「ふしぎエンドレス(4年生)」にチャレンジ。もちろん事後の検討会では改善点について先生方から多くの意見が出されることになったが,ご自身で深く考えてチャレンジされていることがわかった。この学校,マンモス校で先生の数が多く,実施者の先生にとってはかなりのプレッシャーとなったであろう。でも前向きに取り組み,改善されようとしていることがよくわかった。若く頑張っている先生が多いこの学校で,またこの先生も成長していくのだろうと思った。

私からは,この番組の活用に関してどのように視聴し(極めて難しいが,面白い番組だと思う),授業づくりに活かすかということを説明した上で,現状の進捗状況を確認した。終了後も,研究主任(ファシリ修了生)とその詳細や方向性を確認した。

この全国大会には,大会の総括研究者である堀田博史先生(園田学園女子大学)から,目標とすべきルーブリックが提示されている。概ねクリアしつつあるが,新規性のあるテーマ開発にまだ同校は課題を残している。せっかくチャレンジしたこの日の初任者教員の熱心さを学校の研究へとさらに積み上げていってほしい。