現職教員院生の指導

うちの大学院は改組による移行期間に入るところで,今年度は「現状維持」にあたる年だが,ひとつ変化があった。これまで3年間はコースの所属上,学部卒院生(ストレートマスター)のみを担当していた。今年は1名,現職教員院生を担当することになった。

大学院生とは言え,うちは夜間大学院なので,昼間はバリバリと働いている。実践研究課題の構築前に,まずは普段行っている授業を見せてもらった。非常にテンポよく進められているし,生徒もよく聞いて集中していた。授業における教材を工夫している様子も見て取れたし,教師によるICT活用が日常化していることがうかがえる授業であった。

拝見した授業では,ひとつ今後の実践研究課題につながるような工夫を入れることをリクエストしていたので,終了後はそれを切り口にして今後の目標設定について話し合った。当初は雲をつかむような話であったが,実際に動き出してみると,2年間の見通しが少しは立ったような実習校(勤務校)訪問であった。

今後はどのように議論をする時間を取っていくのかがポイントとなるであろう。当該実習校と職場をどちらも活かしながら進めていかねばなるまい。