久しぶりの国際会議への参加

先月末,ワシントンDCに向かいSITEという国際会議へ参加をしていた。10年ぐらい前は,年2回の国際会議での発表を自分の中でタスクとしていたが,2013年を最後に思うところあって,海外での国際会議に行くことがなかった。この間,日本での国際会議で1回発表し,実習引率のため台湾へ一回行ったのみであった。今年度は何か国際会議へ参加したいと考え,内容やタイミング的に良いのではと考えて,はじめて参加をした。
参加をして考えることは色々とあった。今後,研究をどうしていくか,それにあわせてどのように海外で発信をしていくか,そのためにはどういうスケジュールを組むのが適切か,など。最近他の研究者の話を聞いていれば,もう大学によっては国内誌の掲載は文理を問わず評価されないところが出てきている。うちの大学はどうなのかよくわからないが,今後多くの大学でもこれに近づいて行くのではないかと思っている。だから,すでに国内での学会への入会は今以上増やさないと決めた。
今回参加して,もちろん国内だからこそ議論したほうが良い問題もたくさんあるように感じる一方で,自分の分野でもちゃんと海外の動向を見ながら取り組むべき研究もたくさんあるように改めて感じた。
例えばそういうことを意識しながら,以下の論文などを書いている(ただし,国内誌なので日本向きにも書いた)つもりなのだが,きちんと海外でも発信していく必要があるだろう。
模擬授業を取り入れた教科教育法における受講者のICT活用指導力の分析
寺嶋 浩介, 小清水 貴子, 藤山 茜
教育メディア研究
22 巻 (2016) 2 号 21-31
丁度年度末の時期で,本年度どのように取り組んでいくのかを改めて考える良い機会となった。