2017年度を振り返って

恒例の年度末の振り返り。大阪教育大学へ移動して3年目が終わった。
研究については,この3年,ファーストオーサーで査読論文をなんとか書いてきたが,それが途絶えてしまった。科研費ははじめての代表での基盤研究が最終年度であった。次年度とりあえず査読論文が発行されるということで,めでたい。ここで作成されたデジタルコンテンツに関しては,その経過等を学会等にて報告してきたが,その活用評価に関する研究成果を出したい。やっていることから,どのように研究成果として出していくのか少しつかめるようになってきた。この他,研究会にて研修実践の試みを発表した。このように仕事としてやっていることを研究と結びつけるのか,切り離すのか,相変わらず悩みながらやっている。分担執筆と雑誌記事も少しだけ。アウトプットするものを絞りつつある。
大学での仕事は完成年度を迎えた次の年ということで,関わりが色々とリニューアルされた。新規に関わる授業ができたので,その調整等に手間取ったところがある。その中でも,大阪市と取り組んだ「学校教員ICT推進リーダー」の取り組みは内部ではある程度評価していただいたように思う。次年度は多くのことが移行期間に入りそうで,なかなか落ち着かない。
対外的な仕事については,相変わらず悩みの種である。非常勤講師を大手前大学,大阪市立大学で務めた。外部講師で複数以上務めたものは尼崎市,大阪市での行政での研修,丹南中学校,当初は予定されていなかったものとして北津守小学校。単発の講演の仕事もそこそこあった。行く場所は減っているけれど,改めて振り返るとなぜか回数が増えている。この他,事業の委員等での会議出席や学校訪問もある程度あった。突如入る実習校訪問との重なりが悩みの種で,これ以上は難しい。いくつかお断りすることになってきたが,次年度もさらにセーブをしないといけない。学会は日本教育メディア学会で事務局長を2年半務め,残り半年。日本教育工学会で大会企画委員長がさらに2年継続に。できるだけ仕事が重ならないように調整しているが,かかる仕事が多く,いよいよ追いつかなくなってきている。事務局長はあと半年なので,なんとか踏ん張りたい。
相変わらず,ワークライフバランスに悩みつつ,仕事をしている。もっと思い切って仕事を精査したい。この他,年齢を重ねる自分や夜間大学院(ただし実習校訪問は昼)という仕事の状況,まわりの状況から健康問題について考えさせられた。2月には人生初めてインフルエンザに罹患し,熱も久しぶりに出て(たぶん20年ぐらいぶり),仕事に支障をもたらした。その後も気管支の調子とにらめっこし,気を使いながら過ごしている。年々こういうことが増えるのかなあ。