年間進めてきた各種研修が終わる

2月に入り,年間単位で進めてきた各種研修が終わりを告げた。いずれも1週間の中に集中して実施されたのは,似たような性格を持つものだからだと思う。

大阪市教育センターでは,大阪教育大学連合教職大学院との連携で教職員支援機構の助成を受け,「学校教育ICT推進リーダー」養成に関わって,プログラムを開発してきた。先日,市のICTフロンティア研修に合わせ,8名に修了証とバッジが渡された。8名の先生方は,今後大阪市内外で頑張っていただきたい。研修直前に会議を実施したが,概ね良かったということが確認をされている。

尼崎市教育センターでは,アクティブ・ラーニングに関して研修を進めてきた。最終回では,これまでの取り組みに対して総括がなされた。2年間実施することで,事例も蓄積されてきた。改善点は見られるが,1年目に比して落ち着いてできた。次年度も継続の方向になっているが,これに甘えず次のステージを検討したほうが良いところに来ていると思う。

JSETSIG「教育の情報化」とNHKがタッグを組むICT研修ファシリテーター養成講座は,3年目が終了した。新学習指導要領につながる幾つかのワークショップが,学校の先生方(修了生)により展開された。私は11月のセッションには不参加だったが,その間も受講生がとても頑張った。

3つのうち「ICT研修ファシリテーター養成講座」は他と一線を画す内容となっており,応用しながら持続可能(というか,身の回りで多少無理して?ある程度できる)なのが,大阪市と尼崎市で実施している取り組みである。これらの集合研修と,日々の職務をつなげていく,ということが共通するポイントとなるであろう。これらの取り組みを行うまでは,各学校とのつながりについて考えればよかったが,大阪へ来たと同時に始まったこうした取り組みは,私の視野を拡げるのに役立っているのではないかと思う。