小学校におけるプログラミング教育を考える(大阪市立北津守小学校)

本年度最初で最後のつもりで,プログラミング教育に関する研修の依頼をお引き受けした。2回の研修が計画されており,いずれも授業+その検討+研修と言うかたちで構成されていた。

少し前に実施された1回目は5年理科の授業(ふりこ)。実験の条件制御を考えながら,その実験を考え,実際に検証するというような内容であった。私からはプログラミング教育の背景と,基本事項についてどう考えていくかを演習を通して考えていただいた。

2回目は3年生国語の授業(慣用句)。ある慣用句について,「プログラミン」を用いて子どもたちが表現をするような授業であった。先生方には,事例を考えてきてもらい,私からは基本的な考え方や先行事例を提供し,それを踏まえながらもってきた事例についてともに考えようとした。多くの事例が出てきて,共有できた。

2回の実施を通して,おおよその方向性を共有することができたと思う。やってよかったなと思える研修となった。私は2回の取り組みを通してプログラミング教育における重要点を自分の中で整理することができた。やはり思考力,というのがポイントになり,プログラミング的思考とそうじゃない思考の区分けが必要だと思う。今紹介,実践されている事例について少し整理し言語化できるようになってきた。また,「子どもが考える」というのが大変重要であること,それが新しい学習指導要領にもつながるのだと結びつけることができた。

北津守小学校の先生方は,授業研究会における議論も,その取組の姿勢もまた,非常に前向きだ。1回目の研究授業を実施された先生は,その時の反省に基づきその後の授業の展開について教えてくださった。こうして前向きに発展できる学校の研究はこれから一層進むことになると思う。

なお,研修にあたっては色々と書籍も読んだが,以下の本が特に参考になった。