尼崎市でのアクティブ・ラーニング研修をはじめる

尼崎市教育センターにおいて,中学校の先生方を対象としたアクティブ・ラーニングに関する研修を始めることになった。市内の全中学校から1名ずつ代表として出てきた先生方を対象とする。その目標は,アクティブ・ラーニングの授業づくりを学び,実践する。それをメンバー間で共有しながら,授業づくりの肝を考える。そして,そこにとどまらず普及方策を考えていく。具体的には,ここで研修のプランについても開発し,実際に市内の先生方を対象に試みる。特徴のひとつに,タブレット端末などのICT機器を活用することについては前提に盛り込まず,むしろアナログツールの活用を推奨する。各校にまなボード10枚を配布し,自由に活用してもらう。

第1回においては,アクティブ・ラーニングの背景や授業づくりについて解説をした。また,アナログツールの活用として,泉株式会社さんに,今現場で使われているまなボードの事例を紹介してもらった。さらに,泰山先生@鳴門教育大学から,アクティブ・ラーニングにおけるシンキングツールの活用への考え方について,具体的なワークとともに紹介してもらった。第1回目としてまずまずのスタートを切ったといえる。個人的に泰山さんの話はとても勉強になった。

このシリーズ,実際の授業研などを含め,7回シリーズで年度内に実践をしていく。半年ぐらいかけて,ようやくここにありつけた。少しでも充実したものになるように取り組んでいきたい。