適応指導教室への訪問20160524

今月はとにかく実習に関する学校への訪問が多い。一方実習のうち,M2生の発展課題実習においては特別プログラムというものがある。学校実習は基本的には2年間同じ学校を訪問するが,学校現場の多様性を知り,経験するために,その他への訪問先を院生自身が選択できるシステムである。

今回私が引率の担当になったのは,あるところの適応指導教室である。学校を長期欠席している児童・生徒が,保護者や学校と相談の上通い,勉強をしたりコミュニケーションをとったりする場として位置づけられている。

実習の開始は後期なのであるが,まずここでの実習を選択した院生とともに足を運び,適応指導教室の動向や子どもの現状についていわゆるプレ講義をしていただいた。院生は,この後秋ごろ,数日間その施設へと通い,普段の学校実習ではできないであろう経験を重ねる。

私はもちろん専門外で,お話の一つ一つがとても勉強になった。子どもとのコミュニケーションにおいては,スポーツや,楽器など活動を通して行われることが多いようだ。実習において,院生たちは様々な活動を行っていくであろう。私は,そういう得意なものがないなあ,と思っていたら,逆に子どもに教えてもらうのもよいかも,ということであった。なるほど。

教育現場の多彩さを学ぶこのプログラム,準備が大変であったが,院生にはよい学びをしてもらいたい。