実践課題研究の指導がはじまる

教職大学院も2年目に入り,いよいよ完成年度を迎えた。本学では2年目に実践課題研究(いわゆるゼミの時間)が設けられている。昨年度から実習の振り返り指導の場を設けていたが,いよいよ本格的なものとなってきた。

初回については,1月に提出する実践課題研究成果報告書に向けてのスケジュール確認からはじめ,意外と時間がないことを認識させた。2回目は,これから進めてる発展課題実習の計画の確認,および実践課題研究成果報告書のおおよその流れについて考えてもらった。階段は一気の登れないので,少しずつ登って欲しいと思う。昨年度の情報の整理についてもリクエストしているが,もうすでに進度に差が出ている。大学院なので,自己調整して進めていくことが肝心である。

なお,この1回目と2回目の間には,コース全体で集まり,これからの計画を議論していく場が設けられた(コースRM)。M2生も教員も発表後は1年間頑張って進めてきたことについて肯定的な評価を受け,それなりに満足をしていた。しかし,私はそれが甘いこと,前年度後期に目標として伝えたことが実現できていないという旨のことをフィードバックした(あとの先生方がフォローにまわってくれたけど)。まだまだこんなものではない。みんなもとの能力は高いのだから,もっとできると思う。

私も2年目は,もう少し厳しく指導を進めたい。とはいえ,本当に甘くなったなあと思う。いや,温かくなった,というべきか。これは成長だろうか,後退だろうか。