新しい内容に挑戦した授業(多摩市立愛和小学校)20160201

パナソニック教育財団の特別研究指定校である愛和小学校を訪問した。2年間の研究指定も終盤に近づき,定例の訪問としてはこれで最後となった。

今年は「研究授業では提案性のあるものを」ということを何度か言ったかと思う。今回の授業は,なんとマインクラフトを活用した5年生の保健の授業。事前に初めて指導案を拝見した時は,実に驚いた。冒頭20分間,子どもたちは他のクラスメートが作成した街に対して,安全の視点から,当該の子どもの作品から参考となった点について,ワークシートに書き込んでいた。彼らが操作をする動きや,活動に没頭している感じは,これまで色んな授業を見てきた私でも,ICTの可能性をさらに感じさせるものであった。

授業研究会においては,教師からはかなり手厳しい意見が沢山出てきた(授業の取り組みとは別に,同校の研究会のグレードはかなり上がっていると思う)が,まずは新しい可能性を求めてチャレンジをした先生方に感謝をしたい。実は研究会の途中で気分が悪くなり,また時間もなかったので,私からのコメントは手短なものとなってしまったが,今回訪問し,これまでのことを振り返る良い機会となった。

なお,同校では3月12日に2年間の集大成となる公開研究会が予定されている(すでにICT教育ニュースにも紹介されている)。3コマに渡り,将来性のある授業が公開されることになると思うので,興味がある方は,是非参加をされたい。私も訪問する予定である。