書籍を通して研究の立ち位置を確認する

先日,自分の研究について考えながら,以下の書籍に目を通していた。

[amazonjs asin=”4561233865″ locale=”JP” title=”キャリア・デザイン・ガイド―自分のキャリアをうまく振り返り展望するために (Career Anchors and Career Survival)”]

この書籍には,巻末の付録として著者が指導を受け,その理論の拠り所としているシャイン教授のキャリアや研究業績,来日講演の記録が記されている。シャイン教授の「プロセス・コンサルテーション」(以下の書籍)については,島田先生@高知大学の科研で触れてはいたが,よく考えてみるとどのような文脈でこのような研究が行われたのかは,知らなかった。ある人の研究をただ知るだけではなく,どういう経緯からその研究が生まれてきたのかを確認することで,その研究に対しての見方が深まるのではないかと思った。

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また,本書には,島田科研として調べていたのではなく,別の研究の切り口を探してた時に出会った本であった。少しアプローチが間違っているのではないかと自分の研究に対して考えていたが,外れてはいないことを少しは実感することができたこと,シャイン教授のように(?)ひとつの問題について違った角度から問題をとらえることができつつあるのではないかとも思え,少し研究に対する立ち位置を確認することができた。